『ダンボ』ただの実写化じゃない!ティム・バートンが生み出す全く新たな物語の数々

世界中から世代を超え愛され続ける名作を実写化した『ダンボ』の監督を務めるのは、『シザーハンズ』『ビッグ・フィッシュ』などで強い個性を持つキャラクターたちの成長を描いてきたティム・バートン。この度、バートン監督はオリジナルがある作品を、"オリジナルのスピリットを大切にしつつも、全く新しい作品"として捉えるという考えの基で手掛け、様々な家族の姿を描き出していることを語った。

これまでバートン監督が手掛けてきた『チャーリーとチョコレート工場』や『ダーク・シャドウ』、『PLANET OF THE APES/猿の惑星』には、"オリジナルの作品が存在する"という共通点を持っている。

『チャーリーとチョコレート工場』は、1971年の『夢のチョコレート工場』に次ぐ2度目の映画化であり、『ダーク・シャドウ』は、1966年から1971年に放送され人気を誇ったドラマシリーズ『Dark Shadows』を原作とし、『PLANET OF THE APES/猿の惑星』は『猿の惑星』をベースに、新たにシリーズを一から仕切り直した作品である。

既に映像化されている作品をあえてアレンジして全く新しい作品を制作するという挑戦をしてきている監督は、「僕としてはいつも全て新しい作品だと考えている。何よりオリジナルの作品が持っているスピリットを捉えたいんだ。その中でも大切にしているのは、うまくいっていない家族の姿だ」と、オリジナルの核部分を大切にしつつ、オリジナルにはないバートン流の演出で様々な家族の姿を描いていることを語る。

本作でも、アニメーション版のスピリットを引き継ぎつつ、バートン監督が全く新しいダンボの物語を誕生させている。プロデューサーのジャスティン・スプリンガーは「ダンボの物語だけでなく、"子どもの物語"、"大人の物語"と複数のストーリーが存在するので、より幅広い観客層に楽しんでもらえる作品に仕上がっています」と、監督が新たに描いた家族に焦点を当てたドラマの数々に自信の胸を語る。

また、二人の子を持つ父であり、サーカスの元スター、ホルトを演じたコリン・ファレルは「驚異的イマジネーションと芸術性を持ち合わせているティムとファンタジー的な『ダンボ』のコラボレーションは素晴らしいものだ」と、新しい『ダンボ』に称賛の声を贈る。続けて、「作品全体にティムの希望や遊び心が行き渡っているよ。劇中のキャラクターたちが経験する全ての物事を、彼自身が感じ、呼吸し、考えているんだ」と、バートン監督が徹底的に本作のストーリーテリングの全過程に献身していたことを語る。

世界中に"勇気"を運ぶ感動のファンタジー・アドベンチャー映画『ダンボ』は、全米同時となる3月29日(金)全国公開。(海外ドラマNAVI)

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『ダンボ』
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