スティーヴン・スピルバーグがメガホンを取り、世界的な大ヒットとなったSFファンタジー映画『E.T.』が公開されて37年が経つが、米Xfinity製作による短編映画で、E.T.とエリオットが再会を果たした。米Comicbook.comが報じている。
1982年に公開された『E.T.』は、地球の探査にやって来て一人取り残されてしまった異星人"E.T."と、少年エリオットの交流を暖かく描き上げた不朽の名作だ。
米ケーブル局Xfinityが製作した4分18秒の続編となる短編映画では、大人になり自分の家族を持ったエリオットの子どもたちが、自宅の庭でE.T.と遭遇して悲鳴を上げるシーンからスタートする。
そして、その声を聞きつけて庭に出て来たエリオットがE.T.と久しぶりの再会を果たし、一家がE.T.にタブレットでネットを見せたりバーチャル・リアリティを一緒に体験したり、80年代には存在しなかったテクノロジーを楽しむ展開に。
続けて、みんなで雪合戦をして遊んだ後は映画を観て過ごし、エリオットの子どもたちが、オリジナル映画で描かれた有名なシーンと同じように、E.T.と一緒に自転車に乗って空を飛ぶ場面も挿入されている。
この短編にはもう一つ別のバージョンがあり、さらに短い2分の動画がある。こちらは、米NBCで放送されたアメリカ最大手の百貨店メイシーズの感謝際パレードの生中継の間に放送されたとのこと。
映画版でエリオットを演じたヘンリー・トーマスが短編にも同役で続投し、ヘンリーは続編について、「視聴者は、ファンの心のなかで特別な位置を占めているオリジナル映画の美しさを、ちょっとした場面で損なわれることなく続編ですべてを満喫できるから、どっちにしても最高だね」とコメントした。
またヘンリーは、短編にはスティーヴン・スピルバーグが携わり、続編のストリーボードの制作に関わったことも付け加えていた。
『E.T.』の続編となる短編はYouTubeで公開されているので、ぜひE.T.とエリオットの再会を楽しんでほしい。（海外ドラマNAVI）
Photo:
『E.T.』A Holiday Reunion
