『THIS IS US』クリッシー・メッツが回顧録で幼少時代に体験した虐待を告白。「執筆は癒しの過程だった」

米NBCの感動のヒューマンドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』でケイト・ピアソンを演じ、高い評価を得ているクリッシー・メッツが、回顧録『This Is Me』を執筆するのは癒しの過程だったと明かした。

米E!Newsのインタビューに応えたクリッシーは、幼少時代に経験した精神的・身体的な虐待を回顧録に綴ったことで、自分の中でさらなる強さを発見できたと語っている。「真実を言葉で表現して繰り返すときはいつでも、起きた出来事に対して強くはいられないし、どんな反応が返って来るのか心配になると思う。すごく怖いけど癒しにもなり、カルタシス的でもあるの」

回顧録でクリッシーは8歳の時に実の父親が家出し、その後、母親が結婚した義理の父親から肥満体型をからかわれたり、クリッシーが食べ物を手にできないようにするために、冷蔵庫に鍵を付けると冗談を言われたことなどを綴っている。

そして、言葉による嫌がらせが身体的な虐待へとエスカレートし、突き飛ばされたり叩かれたりしたという。その後も義理の父親はクリッシーに対して太りすぎだと言い続け、他の友だちよりも太目だったが肥満体というほどではなかったのに、義理の父の発言で自分が太りすぎだと思い込んでいたとも記している。

それ以外にもクリッシーは回顧録で、初めてできた恋人がクリッシーの体重を気にし、二人の関係を人前で認めたがらなかったことにも触れている。

そういった過去のつらい体験をケイト役に投影したクリッシー。『THIS IS US』の演技でエミー賞とゴールデン・グローブ賞のドラマ部門助演女優賞にノミネートされている。『THIS IS US/ディス・イズ・アス』はシーズン6まで更新されており、NBCにてシーズン4が毎週火曜日に放送中。(海外ドラマNAVI)

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