『ストレンジャー・シングス』ジョー・キーリーが映画『フリー・ガイ』の出演で得たものとは

何でもアリな"ゲームの世界"を舞台に、地味で平凡な「ゲームのモブキャラ」が「主人公=ヒーロー」になろうとする姿を描く『フリー・ガイ』。公開して間もないうちに続編製作の話も浮上するほど話題を集めている本作だが、出演するジョー・キーリー(『ストレンジャー・シングス 未知の世界』スティーブ役)は、本作の出演で役者としてかなりの刺激を受けたという。

『フリー・ガイ』は、強盗・乱闘・不死身など、何でもアリなオンライン参加型アクションゲーム「フリー・シティ」内で、平凡で退屈な毎日を繰り返すゲームのモブキャラであるガイ(ライアン・レイノルズ)が新しい自分に生まれ変わるために奮闘するアクション超大作。本作でジョーが演じるキーズは、ゲーム会社で働く冴えないプログラマーという、『ストレンジャー・シングス』のスティーブとは真逆といえる役どころだ。

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キーズとジョーの共通点について彼は「何かに全身全霊を注いでも、がっかりする結果になることに少し幻滅しているところかもしれない。俳優として、作品や脚本に没頭してオーディションを受けても、99%の場合ノーと言われていたんだ。自分が経験したそういった思いを通して、キーズに共感することができるのは確かだね」と語る。下積み時代の自身の過去と重ね合わせ、その経験を今回の役に投影したという。

そして、主演のライアンについて「ライアンはこの業界での経験が豊かなのはもちろん、現場では真のリーダーだった。彼は誰もが最高の仕事ができるよう、安心できる場所を作ってくれていたよ。『キャスト、クルーが一丸になってこの映画を作るんだ。一緒にがんばろう!』と言っていたけど、それが最終的に映画にも反映されていると思う。僕は本作であまりにも多くを学んだよ」と、本作で得た経験が自身のさらなる成長に繋がったことを熱く語った。

自身の今後については「フィリップ・シーモア・ホフマン(『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『ザ・マスター』)は、僕のお気に入りの俳優の一人だ。彼は多才で、演技の幅がとても広い。僕が常にやろうとしているのは、毎回最後にやった役と全然違う役を演じるということなんだ」と明かしている。

今後の活躍にも期待が高まるジョーが、新たな演技の幅を見せてくれた『フリー・ガイ』は全国の映画館で公開中。(海外ドラマNAVI)

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『フリー・ガイ』(C) 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.