ニューヨークを舞台に、4人の女性の友情と恋愛を描いた大ヒットドラマ『SEX AND THE CITY』。その続編『And Just Like That...(原題)』を楽しみにしているファンも多いことだろう。そんな人はすでに開設されている番組公式Instagramやキャストのアカウントをチェックしてみて欲しい。米Vanity Fairが報じている。
今年1月に米HBO Maxによる製作が発表されて以来、Instagramは番組情報の発信地となっている。新キャストの発表、現場の様子やセット写真など、ファンにとってはかつてないほどの情報が溢れている。例えばここ数日、Instagramでは、ビッグとキャリーの再会の写真や、サマンサの代役の可能性を示す写真が初めて公開された。
このような投稿を振り返り、それが何を意味するのかを分析していこう。まず、キム・キャトラル演じるサマンサが戻らないという問題はどうなったのか? その答えは、8月16日のInstagramの投稿にあったかもしれないと、Vanity Fairは言及。
サラ・ジェシカ・パーカー(キャリー役)は自身のアカウントに、クリスティン・デイヴィス(シャーロット役)、シンシア・ニクソン(ミランダ役)、そして7月に新しいキャラクターのリサ・トッド・ウェクスリー役として参加したニコール・アリ・パーカー(『Empire 成功の代償』)と一緒に映っている写真を投稿。
このリサというキャラクターについては、ドキュメンタリー作家としての仕事、パーク・アベニュー在住、夫ハーバート(クリストファー・ジャクソン『ハミルトン』)との間にもうけた3児の母というバックグラウンド以外は、あまり情報がない。しかし、この写真を見ていると4人が日曜日のブランチでデートの武勇伝を語り合う姿が目に浮かぶようだ。もしかしたら、サマンサの変わりとなるキャラクターがリサにあたるのかもしれない。
また、誰が本作にカムバックし、新たに参加するかだが、SNSでのキャスト発表は明らかに戦略的なものになっている。サラ・ラミレス(『グレイズ・アナトミー』)、カレン・ピットマン(『ザ・モーニング・ショー』)、サリタ・チョウドリー(『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』)らはこの公式Instagramで発表されてきた。
また、クリス・ノース(ミスター・ビッグ役)、デヴィッド・エイゲンバーグ(ミランダの夫スティーヴ役)、マリオ・カントーネ(シャーロットの親友アンソニー役)、ウィリー・ガーソン(キャリーの親友スタンフォード役)、エヴァン・ハンドラー(シャーロットの再婚相手ハリー役)のカムバックも決まっており、それぞれのプロフィール写真、ロケ現場の姿が投稿されている。
だがこのInstagramに掲載されていないのは、ビッグの元妻ナターシャ役を再演するブリジット・モイナハンの姿だ。彼女は今まで2度に渡りサラと一緒にセットにいるところをファンに目撃されていたが、彼女の復帰は公式発表されていない。エイダン役のジョン・コーベットも同様で、4月に「かなりの数のエピソードに出演するかもしれない」とだけ本人が話していただけだ。
そしてビッグとキャリーの関係もどうなったのだろう。続編ではミスター・ビッグの存在が最も大きな波紋を呼んでいる。ナターシャが戻ってきたことや、以前リークされた脚本の内容から、このカップルは終わったのではないかという噂が流れてもいる。その脚本では、「ポッドキャストを収録しているとき、私は髪を洗っていたの。そう、食べることも寝ることもできなかったけど、少なくとも私は自分の結婚生活に満足していたわ。今の私は、彼が世話をしていた妻の一人に過ぎないの?」というキャリーのダイアログがあるようだ。
しかし、8月上旬にはキャリーとミスター・ビッグのロマンチックな写真の投稿が相次いだ。「この二人。きっと今夜は遅くまで外出しているんでしょうね」とサラはキャプションを添えて、二人が愛おしそうに見つめ合っている写真も掲載。また、クリスはキャリーとミスター・ビッグがベッドで寝ている写真を公開し、「昔のようだね」とコメントしていることから、まだ二人は一緒にいるとも推測できるが...。一体、続編では何が語られるのだろう?
気になるファンは、ぜひ各キャストと『And Just Like That...』公式Instagramをチェックするといいだろう。(海外ドラマNAVI)
Photo:
HBO Max『And Just Like That...』