予測不可能なキレッキレのアクションと、ウィットに富んだガジェットを駆使した痛快アクションで、世界中を熱狂の渦に包みこんできた英国紳士"キングスマン"。現在公開中の最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』に、コンラッド役で出演している注目の若手俳優ハリス・ディキンソンが撮影の舞台裏について語った。
ハリスといえば、2017年に『ブルックリンの片隅で』にて主演フランキー役を演じ、インディペンデント・スピリット賞主演男優賞とゴッサム・インディペンデント映画賞新人賞にノミネート。一躍注目を集める中、2019年に『マレフィセント2』でブレイクを成し遂げた新進気鋭の俳優だ。
端正な顔立ちと幅広いジャンルの作品で見せる演技力の高さで多くの人を魅了している彼が新たに演じたのが、"キングスマン"創設に携わった高貴なる英国紳士オックスフォード公(レイフ・ファインズ)の息子、コンラッド。
幼き頃に母を亡くし、父のオックスフォード公と執事たちに愛情をこめて育てられた彼は、国を憂い、戦地に行くことが自分の使命と信じる強い正義感を持つ。そして彼は、自分を溺愛する平和主義の父に反対されながらも、それを押し切り、戦地へ向かうこととなる――。
ハリスは、コンラッドについて「とても体を使う役なんだ」と説明。「役をもらってすぐトレーニングを始めた。スタントチームと3時間、パーソナル・トレーナーと2時間トレーニングをした」と、相当な時間をかけて下準備を行ったことを明かしている。
なぜ彼は、撮影に向けてこれほどまでに入念なトレーニングを積み重ねたのだろうか? ハリスは「主に、僕が映画の中でスタントをやるためだった」という。そして、トレーニング開始のキッカケは、監督の一言だったとか。
「(マシュー・ヴォーン)監督は僕に挑んできた。"きみにはこれが出来るだろうか?"ってね。僕は"いやあ、もちろん。僕には出来るよ!"って言ったよ(笑)。その言葉の真意は、十分に体を鍛えて、強くなり、しっかり調整することだったんだと思う」
そして、ハリスは軍隊の訓練に基づく過酷なトレーニングを行った。今回彼は、ナイフを使うシーンを含む、いくつもの戦闘シーンでスタントを自ら担当している。「僕のトレーニングの多くは、軍隊の訓練とかに基づいていた。その多くはいくつか違う戦闘スタイルで、ナイフを使うものもあった。だから、僕はしょっちゅうスタントチームと訓練したよ。スタント部や、スタントダブルの助けを借りて、すべてを自分で出来ることが重要だった」
息をつかせぬ迫力満点のアクションシーンで魅せる、ハリスの新たな顔は必見だ! キャスト陣が超過酷な撮影を耐え抜き、渾身のパワーを振り絞って挑んだ映画『キングスマン:ファースト・エージェント』は大ヒット公開中!(海外ドラマNAVI)
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『キングスマン:ファースト・エージェント』© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.