【配信】人気ドラマランキング、2週連続で『ウィッチャー』がトップ独走中!

全米視聴率ランキングで、ストリーミングのトップ10(ニールセン調べ)が発表された。

2021年12月20日(月)から12月26日(日)までの順位は以下の通り。

<総合>
1.『ウィッチャー』(Netflix/計16話)...27億3400万分
2.『エミリー、パリへ行く』(Netflix/計20話)...9億3800万分
3.『ホークアイ』(Disney+/計6話)...9億3800万分
4.『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』(Hulu/計1話)...7億8200万分
5.『ココメロン ~うたってまなぼう~』(Netflix/計15話)...7億700万分
6.『ホーム・アローン』(Disney+/計1話)...7億分
7.『ホイール・オブ・タイム』(Amazon/計8話)...6億3800万分
8.『愛すべき夫妻の秘密』(Amazon/計1話)...6億400万分
9.『クリミナル・マインド』(Netflix/計317話)...5億8200万分
10.『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/計354話)...5億8100万分

<オリジナルドラマ>
1.『ウィッチャー』(Netflix/計16話)...27億3400万分
2.『エミリー、パリへ行く』(Netflix/計20話)...9億3800万分
3.『ホークアイ』(Disney+/計6話)...9億3800万分
4.『ホイール・オブ・タイム』(Amazon/計8話)...6億3800万分
5.『ロスト・イン・スペース』(Netflix/計28話)...4億9000万分
6.『ブリティッシュ・ベイクオフ』(Netflix/計75話)...2億5600万分
7.『ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ』(Netflix/計37話)...2億1100万分
8.『Marvel デアデビル』(Netflix/計39話)...1億9500万分
9.『ジム・ガフィガンのコメディ・モンスター』(Netflix/計1話)...1億8600万分
10.『ペーパー・ハウス』(Netflix/計46話)...1億8300万分

<非オリジナルドラマ>
1.『ココメロン ~うたってまなぼう~』(Netflix/計15話)...7億700万分
2.『クリミナル・マインド』(Netflix/計317話)...5億8200万分
3.『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/計354話)...5億8100万分
4.『となりのサインフェルド』(Netflix/計171話)...4億9300万分
5.『グレイズ・アナトミー』(Netflix/計383話)...4億5200万分
6.『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』(Netflix/計328話)...3億4800万分
7.『ブルーイ』(Disney+/計87話)...3億1200万分
8.『超能力ファミリー サンダーマン』(Hulu/Netflix/計66話)...2億9000万分
9.『シェイムレス 俺たちに恥はない』(Netflix/計134話)...2億7300万分
10.『ブラックリスト』(Netflix/計169話)...2億6000万分

<映画>
1.『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』(Hulu/計1話)...7億8200万分
2.『ホーム・アローン』(Disney+/計1話)...7億分
3.『愛すべき夫妻の秘密』(Amazon/計1話)...6億400万分
4.『ドント・ルック・アップ』(Netflix/計1話)...5億2100万分
5.『グリンチ』(Netflix/計1話)...4億5300万分
6.『素晴らしき哉、人生!』(Amazon/計1話)...4億3500万分
7.『ミラベルと魔法だらけの家』(Disney+/計1話)...4億700万分
8.『ホーム・アローン2』(Disney+/計1話)...3億9900万分
9.『クリスマス・クロニクル』(Netflix/計1話)...3億9100万分
10.『サンタクローズ』(Netflix/計1話)...3億5600万分

配信のランキングでは、レーティングと視聴者数によって順位が決まる放送番組と違って、期間中に視聴された時間の長さが鍵を握る。その時間の長さは1話平均でなく配信中の全エピソードを合わせたもののため、話数が多ければ多いほど有利になる計算だ。各配信の「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ(放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3つのジャンルと総合のランキングをそれぞれご紹介しよう。

総合部門では、前週22億分近くの視聴時間をたたき出してトップに君臨していた『ウィッチャー』が、27億3400万分とさらに伸ばして2週連続首位をキープ。ドラマ版である本作とゲーム版(CD PROJEKT REDによるRPGシリーズ)は、いずれもポーランド出身の作家アンドレイ・サプコフスキのベストセラー小説が原作となっており、中世ヨーロッパ風のファンタジー世界を舞台に、"ウィッチャー(魔法剣士)"と呼ばれる最強ミュータントが陰謀と策略の渦に巻き込まれていく様を描いている。本ドラマは、ゲーム版の熱狂的なファンからも高い評価を受けており、それも人気の理由のひとつとなっているようだ。

オリジナルドラマ部門では、12月22日(水)よりシーズン2が配信となった人気シリーズ『エミリー、パリへ行く』が、先述の『ウィッチャー』に次いで2位に登場。仕事の機会を得てアメリカ・シカゴからフランス・パリへと移住したエミリーが、仕事や恋、友情に全力投球する姿をコメディタッチで描かれる。シーズン2では、パリの生活に馴染みつつも、いまだフランス文化の特異性に四苦八苦するエミリーに、三角関係や新しい出会いが待っているという。この他に、前週圏外からトップ10入りを果たしたのは2作品。1本目は、8位にランクインした『Marvel デアデビル』。少年時代に視力を失いつつも、超人的な感覚の持ち主となったマット・マードックが、昼は弁護士、夜は正義のヒーロー、デアデビルとして、ニューヨーク市ヘルズキッチンに潜む悪と対決する姿を描いたマーベルドラマ作品となっている。2015年にNetflixにて配信が開始され、2018年にシーズン3をもって終了した本作だが、主演を務めたチャーリー・コックスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でもデアデビルを演じることが発表されて大きな話題を呼んだ。2本目は、12月21日(火)から配信開始となり9位にランクインした『ジム・ガフィガンのコメディ・モンスター』。アメリカで人気のコメディアン、ジム・ガフィガンが激動の2021年を振り返る、スタンドアップコメディの公開収録を収めた爆笑の1時間10分となっている。

残る6作品の前週からの順位変動は以下の通り。ヒーローを辞めたい男ホークアイ/クリント・バートンが、アベンジャーズに憧れる若き弓の使い手ケイト・ビショップと共に、自分の過去に関わる大事件へ身を投じていく姿を描いた『ホークアイ』は1つ下げて3位に。ベストセラーの大人気ファンタジー小説「時の車輪」シリーズのドラマ版『ホイール・オブ・タイム』は引き続き4位をキープしている。ファイナルシーズンが配信された『ロスト・イン・スペース』は3位から5位へとダウン。イギリスの料理コンテスト番組『ブリティッシュ・ベイクオフ』も1ランクダウンで6位に。対して、アニメシリーズ『ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ』は、前週の2億1500万分から400万分ほど視聴時間を落としたものの、9位から7位に浮上した。完結となった大人気スペイン発クライムシリーズ『ペーパー・ハウス』は7位から10位へと後退。次週トップ10に残れるか注目だ。

非オリジナルドラマ部門トップは、この週も変わらず『ココメロン ~うたってまなぼう~』に。トップ10のうち8作品は前週から引き続きランクインしているお馴染みの人気シリーズが並ぶ中、『BONES ―骨は語る―』と『Ink Master(原題)』が姿を消して2作品の入れ替わりが見られた。2週前に10位にランクインしていた『超能力ファミリー サンダーマン』は前週トップ10陥落となったものの、この週は8位に再浮上。超能力を持ったサンダーマン一家を描いたシットコム作品で、アメリカで2013年から2018年にわたって放送された本作は、現在も支持され続けているようだ。圏外からトップ10入りを果たしたもう1作品は10位の『ブラックリスト』。ジェームズ・スペイダー主演の大人気アクションサスペンスドラマで、現在本国アメリカではシーズン9が放送中。

映画部門では、トップ10のうちクリスマス関連の映画7作品がランクイン。首位は前週5位だった『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』に。小さな妖精エルフに育てられた人間が、実の父親に会うためにニューヨークにやってきて巻き起こす大騒動を描いた物語で、どこまでも純真な主人公をウィル・フェレルが演じている。前週4位の『ホーム・アローン』は2位に浮上し、続編の『ホーム・アローン2』も8位につけているほか、9位の『クリスマス・クロニクル』、10位の『サンタクローズ』も引き続きランクイン。また、前週圏外からトップ10入りを果たしたホリデームービーは2作品。5位に登場した『グリンチ』は、ドクター・スースの児童向け絵本「いじわるグリンチのクリスマス」の実写化。クリスマスで浮かれた街フーヴィルから何とかしてクリスマスを盗もうと計略を巡らせる、人間もクリスマスも大嫌いなグリンチをジム・キャリーが演じている。6位の『素晴らしき哉、人生!』は、クリスマス・イブの夜に人生に絶望して自殺を図ろうとしていた男の前に天使が現れて、彼がいない世界を見せるというところから物語がはじまる1946年公開の映画。アメリカで高い人気を誇る感動作だ。

ホリデームービーの他には、3作品がランクイン。1本目は、21日より配信開始で3位につけた『愛すべき夫妻の秘密』。1950年代にアメリカで放送され国民的人気番組となったシットコム『アイ・ラブ・ルーシー』に出演していたスター夫妻、ルシル・ボールとデジ・アーナズのキャリアと結婚生活が描かれる。2本目は、24日(金)配信スタートで4位の『ドント・ルック・アップ』。二人の天文学者が、巨大彗星が地球に衝突する可能性を必死に訴えるために奔走するも、世間に全く相手にされないばかりか、事態は思わぬ方向へと展開していく。キャストにはレオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、ロブ・モーガン、ジョナ・ヒル、ティモテ・シャラメ、アリアナ・グランデといった豪華な顔ぶれが名を連ねている。3本目は、同じく24日にDisney+で見放題配信スタートの『ミラベルと魔法だらけの家』で、7位にランクイン。主人公は、それぞれ異なる「魔法の才能(ギフト)」を持つマドリガル家で、唯一何の魔法も使えない少女ミラベル。そんな彼女が、魔法が失われていく世界を救うために奮闘する姿が描かれる。(海外ドラマNAVI)

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『ウィッチャー』©Susie Allnutt