海外TVドラマサントラで洋楽入門!

 

サントラ(サウンドトラック)といえば=映画音楽だったけれど、最近はどうやら違うみたい。実は、人気海外TVドラマのサントラCDがいろいーろ発売されているんです!

現在放送されている海外TVドラマをみても、『The OC』にはじまり、『グレイズ・アナトミー』と続き、そしてなんと『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』まで、あるんですね。ちょっと古いところでも、『アリーmyLove』、『フレンズ』、そして『ビバリーヒルズ高校白書』なんかまであるんだから、海外TVドラマファンにはうれしいかぎり。もちろん、日本盤と輸入盤混在してるけど。で、なにがおすすめなのかというと、今の海外TVドラマのサントラって、いろんなアーティストのコンピレーションアルバムになっているところ。

だいたい、シナトラとボブ・ディランとユーリズミックスが一緒に入ってるアルバムなんてどこにある?はい、『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』のサントラであります。しぶいねー。じゃあさ、牧師になっちゃったアル・グリーン、そしてティナ・ターナーとバリー・ホワイトなんていう夢の競演無理だよねー、はい、『アリーmyLove』のサントラね。なんつー具合なんだから。この3人、実際ドラマにもでてるんだよね。すげっ!以前『ビバヒルの「ピーチピット」VSアリーの「オフィスのバー」』でも紹介してもらったけど、ビバヒル後期のアフターダークとアリーのオフィスの下にある!?バーは洋楽ファン要チェックなところなのよね。うかうかしてるといろんなアーティストがゲスト出演してきちゃうんだもの。アリーは特に要チェック。

まあ、ゲスト出演はないにしても、最近の海外TVドラマは「聞きどころ」満載。たとえば『コールドケース』。あ、でもこれはだいぶUK寄りなセレクトなのでそこんとこよろしく。UK好き、しかも80年代好きならけっこういけます。
んで、今のアメーリカンな感じのセレクトな音楽がいいや!というあなたには『The OC』なんてどう?なんたってテーマ曲のサビ「キャリフォーニャー」(失礼!)で一気に脱力すること間違いなし。これいい意味での脱力。サントラの選曲は、クリエイターの個人コレクションだそう。これはサントラCDがけっこうでているので、いろいろ楽しめるかも。
『グレイズ・アナトミー』もあったぞ。これもサントラに力を入れているみたい。こっちは『The OC』よりももうちょっと大人な感じのアメーリカンなセレクト。とはいえ、いきなりバウワウワウ(映画『マリー・アントワネット』で思い出してもらえたね!)なんてのが流れたりするのはご愛嬌かな。
CSI三部作なんてテーマ曲が3作ともザ・フーですぜ、だんな(だれ?)。ハードな感じがあってるけどね。

海外ドラマNAVIのサントラにはもうひとつの楽しみも。それが有名アーティスト曲のカヴァーがよくかかること。特に80年代のカヴァーが多いので、80年代ファンは大喜び(ホント?)ですね。

というわけで、みなさん、海外TVドラマで流れている曲のチェック、ちょっとしたくなってきません? おっと、こんなシーンでこの曲ときたか、とか、こういうシーンでこの曲ってなんか定番だよねー(たとえば問題解決後のなんかすっきりしないけだるいシーンってよく「Hallelujah」、それもいろんなバージョンがつないでるよなー)、など別な喜びが見出せるはず。あ、また邪道な楽しみに走ってるな。

今の注目は、『HEROES/ヒーローズ』で、デビッド・ボウイの「Heroes」がいつ流れるかというところ。いや、今、日本での放送でしか追ってないのでアメリカでの放送は知りません。いえ、誰も教えないで。密かな楽しみだから。多分、絶対にないと思うけど。

それでは、みなさん、海外TVドラマのサントラチェック、一緒に楽しみましょう!

『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』
(c)2006 Warner Bros. Entertainment Inc.