ビバヒルの「ピーチピット」 VS アリーの「オフィスのバー」

 

いつのころからでしょうか、ドラマに大物アーティストが出演し、パフォーマンスを披露するようになったのは。今でも思い出すのは、『ビバリーヒルズ高校白書』第2シーズン。当時のアイドルグループ"カラー・ミー・バッド"が出演して、みんなのたまり場だったダイナー「ピーチピット」で歌ったときのこと。このときは歌だけでなく、ケリーからインタビュー責めにあうという演技付きでした(本人役だけど)。それまでの『ビバヒル』にない、取って付けたような展開だったのでよく覚えているんです。

その後『ビバヒル』には、大物アーティストが多数登場します。"モニカ""コアーズ""カーディガンズ"そして最終シーズンには、"クリスティーナ・アギレラ"が登場。大人になったメンツが集まるクラブ「アフター・ダーク」で歌いました。豪華ですよねー。この他、ライブを観に行くという設定で、"ローリングストーンズ"も出演しています。こんなすごいアーティストが出演するなんて、当時の『ビバヒル』パワーを感じます。


アリーmyラブ

さて豪華といえば、『アリーmyラブ』のミュージカル・ゲストも半端じゃなかった。 "エルトン・ジョン""ティナ・ターナー""スティング""マライア・キャリー""ジョシュ・グローバン"...と、超のつく大物が毎シーズンのように登場しました。最近のドラマ『The OC』や『One Tree Hill』には、ブレイク前の新人アーティストが登場することが多いですから、視聴者層が違うにしても、『アリー』は奇跡的なキャスティングじゃないでしょうか。それにしても、国宝級!アーティストが、ボストンの弁護士事務所一階にあるバー(名称不明)で熱唱してしまうのも、ち、ちょっと無理がありませんか?

『アリー』のクリエーター、デビッド・E・ケリーは、超大物ミュージシャンにも、ただ番組中で歌を歌ってもらうだけに収めず、ちゃんとストーリーに彼らの役割をうまく作り出していました。たとえば、隠居生活?を送っていたバリー・ホワイトなんかは『アリー』のおかげで生き返ったクチ。今でも、ジョンのテーマとして、バリーの低音を覚えている人は多いでしょう。遊び心ある演出の中で、ミュージシャンを使うというのは理想かもしれませんね。

そう、海外ドラマで初めてそのアーティストを知ったということもよくあるはず。これからもいろんなジャンルのアーティストのドラマ登場に期待したいですよね。

そんなあなたはどっちでライブを聞きたい?

ビバリーヒルズ高校白書
シーズン1 コンプリートBOX 【6枚組】
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『アリー my Love』
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