『パワーレンジャー ミスティックフォース』制作発表記者会見(登壇者コメント)

先日行われました、『POWER RANGERS』シリーズ日本語吹替版プロジェクト第2弾! 『魔法戦隊マジレンジャー』のリメイク作品『パワーレンジャー ミスティックフォース』制作決定記者会見にて、登壇された皆さんのコメントをご紹介します。

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後列左から 岡本信彦、櫻井孝宏、岡野浩介、レッドレンジャー
前列左から 高垣彩陽、戸松遥、渡辺明乃、唐沢潤

櫻井孝宏(ニック/レッドレンジャー役)
僕が戦隊物を初めてやらせていただいたのは『救急戦隊ゴーゴーファイブ』で怪人役だったのですが、ついに年月を経てレッドを獲得致しました! アフレコ中にテンションが上がり、原音につられて思わず「COME ON!」と言ってしまい...(笑)気合入っております。

戦隊物って誰もが子どもの頃に夢を持って観る作品だと思うんですね。特に今作は魔法がテーマということで夢がよりぎゅっと詰まったものになっております。一人でも多くの子どもたちが観てくれたらいいなと思います。

渡辺明乃(ヴィダ/ピンクレンジャー役)
人生で誰しも戦隊もヒーローになってみたいと思うんですよ。それを声優で、しかも女の子の憧れであるピンクをこの歳になって演じられると思っていませんでした。精一杯作品に打ち込み、いつか自分の子どもにこの作品を見せてあげたいなと思います。作品の魅力としては5人の友情が育っていく過程で、私自身今後の楽しみの一つです。

岡野浩介(ザンダー/グリーンレンジャー役)
吹替というジャンルではありますが、戦隊物。『ミスティックフォース』はリアリティの中にもデフォルメしたかっこよさ。このかっこよさという所を絶対的に大切にしていきたいと思っております。子供の頃に観ていた戦隊物は無条件にかっこよかった。その無条件なかっこよさを観ている全ての人たちに伝えていきたいと思います。その中で何かしら感じて頂ければ幸いです。

戸松遥(マディソン/ブルーレンジャー役)
TVシリーズでレギュラーをやらせて頂くのは実は初めてなんです。しかもまさか自分がレンジャーを担当させて頂けるなんで夢のようです。今作の魅力の一つでもある人間ドラマの部分は、回を重ねるごとに色々な事を乗り切って成長していく物語ですので、私自身も作品と重ね合わせて彼らと一緒に成長していけたらと思います。

岡本信彦(チップ/イエローレンジャー役)
僕は5歳くらいの時にレンジャーごっこをやっていたのを覚えています。現在25歳なので20年間あたため続けたものをこの場で出せればいいなと思っております。アフレコでは間違えたら反射的につい「スミマセン」と言っちゃうんですが、それを言う暇すら与えてくれないそのアクションが本当に見所ですね。

唐沢潤(ウドナ/ホワイトレンジャー役)
愛や希望や絆がきちんと描かれている作品だと思います。そして私が発するウドナの台詞は日本語の美しさを感じて頂けるものになっているかと思いますので、若い世代の方たちもご覧になって、若者とちょっと年上の人たちの力が結束した素晴らしい作品だと感じて頂ければなによりです。

高垣彩陽(クレア役)
実は私、学生の時にレンジャーシリーズにはまり、朝早くキャラクターショーに行ったり、マジレッドの衣装を家に飾ったりしておりました。(笑)そんな自分がまさか声優として関わらせて頂けるとは思っていませんでした。自分が熱くなった想いを今度は声でお届けする一員になれるいうことに誇りをもって、大事にクレア役を演じていきたいと思います。

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ゲスト:橋本淳(『魔法戦隊マジレンジャー』マジレッド・小津魁役)
(オープニングナレーション)

今回『ミスティックフォース』ではオープニングナレーションを担当させて頂いております。マジレンジャーとは全く別物の作品として仕上がっている印象を受けました。本場のファンタジー要素は大人の方も楽しめる内容で、さらに日本の声優さんによって新たな命を吹き込まれており、幅広い世代の人に受け入れられる作品に仕上がっています。

ゲスト:別府あゆみ(『魔法戦隊マジレンジャー』マジピンク・小津芳香役)
2006年以来、この衣装を着させていただきました。懐かしいです。実はいつかこの『ミスティックフォース』に声を当てるチャンスがあるかと思って練習していました(笑)

ボイスキャストの皆さん、この『ミスティックフォース』は世界中の子どもに勇気を与え、そして世界中を渡ってまた日本に戻ってきた作品ですので、どうか世界中の思いも背負って頑張って下さい! ...重たいですかね?(笑) 

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鈴木武幸(専務取締役 テレビ営業部門担当)
今から約20年前にアメリカで『POWER RANGERS』がスタート致しました。最初の頃は現地で戦隊シリーズが理解されない時期もございましたが、苦労を重ね20年という長きにわたって制作し続けることができました。日本発のグループヒーローがこれだけ伸びたというのは嬉しい限りです。今年は20周年記念作も予定しております。今後とも『POWER RANGERS』ならびに日本語吹替版『パワーレンジャー』を宜しくお願い致します。

塚田英明(東映・プロデューサー)
『パワーレンジャー ミスティックフォース』の魅力は、ニュージーランドで撮影された本場の西洋ファンタジー、そして坂本監督印のアクションが"魔法"というモチーフの中で存分に発揮されている点だと思います。吹替版『ミスティックフォース』の魅力はというと『特捜戦隊デカレンジャー』のオリジナルキャストが声を担当した『POWER RANGERS S.P.D.』とは趣向を変え、豪華声優陣による吹替を行っております。作品本位で各キャラクターに合わせて声優さんをキャスティングすることで、より作品そのものの魅力をお伝えできたのではないかと思います。是非お楽しみ下さい。

坂本浩一(監督)
『パワーレンジャー ミスティックフォース』はニュージーランドで撮影を始めて4年目の作品です。今回魔法という設定を生かすのにニュージーランドというロケーションはまさに最高でした。広大な自然は元より、オープンセットを小さな島の中に建て8か月間かけ、じっくり撮影することができました。ニュージーランドの広大な自然と時々映り込む日本の風景を同時に楽しんでご覧頂けたらと思います。(海外ドラマNAVI)