第4シリーズが終わったあと、音沙汰なしの『秘密情報部トーチウッド』。製作者のラッセル・T・デイヴィスは現在の状況について語った。
英国の人気作『ドクター・フー』のスピンオフとして、2006年にスタートした本作は、ファミリー向けの本家よりさらに人間の心の暗部に切り込み、大人のファンの支持を得た。第4シリーズの『トーチウッド 人類不滅の日』は、英BBCとアメリカのStarzとの共同製作となったため、プロデューサー・脚本家のラッセル・T・デイヴィスはアメリカを拠点に活動していたが、パートナーが病気のため英国に戻り、現在はBBCの児童向けドラマ『Aliens Vs. Wizards』に専念しているところだ。
その彼が、グラハム・ノートンのラジオ番組で語ったところによると、『トーチウッド』は打ち切りになったわけではないという。「アメリカで『トーチウッド』を作るのは楽しかった。できれば続けたかったけれど、いまのところは宙ぶらりんの状態なんだ」
さらに、「しばらくは煮込み段階といってもいいかもしれない。こういう番組は10年、20年たっても復活できるからね」とも言っている。
しかしファンにしてみれば、10年も待たされるのはたまったものではない。キャプテン・ジャックとグウェンの新たな活躍を早く見たい! というのは無理な注文だろうか。(海外ドラマNAVI)
Photo:ジョン・バロウマン(『トーチウッド 人類不滅の日』)
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