映画『レ・ミゼラブル』のプレミア会場で、ちょっとしたハプニングで大勢のカメラマンに下半身を露出してしまったアン・ハサウェイ。しかも下着をつけていなかったことから、アンの写真はインターネット上で瞬く間に拡散してしまった。しかし、アンは動じず、実にプロフェッショナルな姿勢に徹したため、称賛の声が高まっている。
事件は今月10日、『レ・ミゼラブル』のNYプレミア会場、ジーグフェルド・シアターで起きた。アンが車から降りようとした時、黒いタフタのガウンがめくり上がって、下半身が丸見えになってしまったのだ。パンティラインが透けないよう、下着をつけていなかったアンは、居並ぶカメラマンの集中砲火を浴びてしまった。
女優にとって実に不運な出来事だが、そんなことにめげるアンではなかった。「出回ってしまったものは仕方ない。次に車から降りる時は、毛布にくるまって登場するわ。笑えるわよ」と笑い飛ばし、連日のプロモーションを精力的にこなしている。
さらに、出演したトークショー『Today』で、開口一番"事件"について尋ねられると、アンは「二つの意味で悲しい出来事ね。まずは、人の隙を突いて撮った写真で金儲けをするような、あさましい時代を生きていることが悲しい。二つには、望まなくても性が売り物になってしまうような社会に生きていることが悲しい」と切り返した。そして「まるでフォンテーヌ(アンが演じた役)が娼婦にならざるをえなかった時代と同じね。だからこそ、『レ・ミゼラブル』の主題は今なお、現代に訴えかけるの」とアクシデントを逆手に取り、作品のアピールに変えるアンはさすが! 局部をさらしてしまったにもかかわらず、品格ある対応を見せたアンをメディアは手放しで褒め称えている。
今年は映画やTVで大車輪の活躍を見せたアン。プライベートでも伴侶を得て、公私ともに大きく成長を遂げたようだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:アン・ハサウェイ