シーズン3に入っても高い視聴者数を維持し、絶好調の『ウォーキング・デッド』。そのシーズン4更新がついに決定! しかし同時に、立役者の一人でもある製作総指揮/ショーランナーのグレン・マザラがシーズン3をもって降板することが明らかになった。
マザラは「『ウォーキング・デッド』でショーランナーを務めたことはすばらしい経験でしたが、シーズン3の撮影終了後は前に進むべきだと考えたのです」と説明。「自分の描きたかったストーリーを描き、ファンの皆さんから想像を超える共感を得ました。これ以上の喜びはありません。この旅を支えてくれた皆さんに感謝します」と語った。
一方、放送局のAMCも声明を発表。「両者は番組の方向性について意見の相違を認め、別々の道を行くことがベストだという結論に達しました。この決定は友好的なもので、グレンはシーズン3終了まで製作総指揮/ショーランナーとして番組に残ります」とのこと。
グレンは、シーズン2初期に降板したフランク・ダラボンの後任としてクリエーターに就任。ストーリー展開のスピードに対する批判にも対応し視聴者数を更新するなど、好調を維持してきた。
このショッキングなニュースを受け、グレンのクリエーター仲間たちからはAMCへの批判が続出。『サン・オブ・アナーキー』のクリエーター、カート・サッターがブログで"AMCの運営者たちは心の狭い収益主義者ばかり"とコメントしたほか、『Last Resort』のショーン・ライアンが「他にも放送局はたくさんあるんだ。いいショーランナーたちはAMCに売り込む必要なんてないさ」とツイッターでつぶやくなど、大きな反響を呼んでいる。
『ウォーキング・デッド』シーズン3は現在中休みに入っており、2013年2月に放送再開予定。果たして、番組はこのまま好調の波に乗り続けられるのか? 今後も注目したい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウォーキング・デッド』
(c)TWD productions LLC Courtesy of AMC.