2004年から2010年にかけて放送され、アメリカで社会現象を巻き起こした大人気ドラマ『LOST』。その放送開始から10周年となる2014年に、何らかの形で"同窓会"が実現するのではないかとの憶測が飛び交っている。そんななか、『LOST』の共同クリエイター、デイモン・リンデロフがコメントした。
米E!によると、リンデロフは「10周年は、同窓会におあつらえ向きのタイミングだね」と前向きな様子を示した。しかし「逆に、同窓会を開くには時期尚早との見方もある。うっかり世間が続編を期待しかねないからね。『LOST』の続編はまず、ありえないことだから」とコメント。「それでも、そうした企画があるなら、ぜひ参加したいね」と締めくくった。
続編の可能性が否定されたことは残念だが、"ロスティー"と呼ばれる熱狂的ファンの間では、もっぱら来年の「Comic-Con International: San Diego 2013」(コミコン)で同窓会があるのではないかとの噂でもちきりだ。噂の発端となったのは、マイケル・エマーソン(ベンジャミン役)がそうした企画の噂を耳にした、と今年のコミコンで漏らしたこと。真偽のほどはわからないが、マイケルは『LOST』の主要キャストが多忙を極める中、「実現は物理的に難しいのではないか」とも述べている。
確かに、エヴァンジェリン・リリー(ケイト役)は映画『ホビット』シリーズ、ジョシュ・ホロウェイ(ソーヤー役)はスパイ・ドラマ『Intelligence』に出演中で多忙の身だ。しばらく姿を見せなかったマシュー・フォックス(ジャック役)も、映画『終戦のエンペラー』『ワールド・ウォーZ』などで復活を果たしつつある。また、リンデロフ自身も、新作パイロット『The Leftovers』を製作中。何よりもクリエイターのJ・J・エイブラムスが大作『スター・ウォーズ7』の監督で掛かりきりとあれば、一堂に会するのが難しいのもうなずける。
ともあれ、番組終了から早3年。『LOST』ファミリーのその後の活躍を応援してきたファンにとって、記念行事が実現すれば、これ以上嬉しいことはないだろう。(海外ドラマNAVI)
Photo:BAD ROBOTで同窓会やればJJも参加しやすいよ!
『LOST』(c)Touchstone Television