自殺した『リゾーリ&アイルズ』リー・トンプソン・ヤング、双極性障害を患っていたことが判明

去る8月19日に拳銃自殺し、29歳の若さでこの世を去った『リゾーリ&アイルズ』のリー・トンプソン・ヤングが生前、双極性障害を患っていたことが明らかになった。

双極性障害とは、うつ状態だけでなく、対極にある躁(そう)状態にも悩まされ、それを繰り返す慢性の病気。重度の場合、うつ状態では生命が危ぶまれ、躁状態では社会的生命を脅かすという。(参考:厚生労働省HP)

米New York Daily Newsによると、リーはノースハリウッドの自宅アパートのカウチに座り、右のこめかみを撃って自殺。死亡時、双極性障害の投薬中であったとロサンゼルス検視局が明かしたという。また、血液からは双極性障害の治療に投与されるリチウムとクエチアピンの成分が検出された模様。

リーの担当医師がリーと最後に話をしたのは8月14日で、その時も「問題はなさそうだった」と同医師は語ったといい、当局は担当医師が自殺の危険性に気が付かなかったと指摘している。現場に遺書は残されておらず、詳しい動機は謎のままだ。

家族とも仲が良く、大勢の友人にも恵まれていたというリー。『リゾーリ&アイルズ』のキャストら仲間とも家族同然に親しくしていたという。

製作総指揮のジャネット・タマロ、ワーナー・ブラザースと米TNTは共同声明の中で、「リーは家族の一員そのものでした。画面の中でも外でも、リーのことを知る人や愛した人は皆、彼の希望に満ちたエネルギーや人々を巻き込む笑顔、慈愛に満ちた心持ちを思い、その記憶の中で生き続けることでしょう」と明かしている。(海外ドラマNAVI)

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Photo:リー・トンプソン・ヤング
(c)Fukuko Kusakari/www.HollywoodNewsWire.net