なぜティム・バートンはこんなにも人々を魅了するキャラクターを創造し続けることができるのか?

『シザー・ハンズ』『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』『チャーリーとチョコレート工場』...数々の映画と共に、一度みたら忘れられないキャラクターたちを創造し続けるティム・バートン氏が来日し、オープニングセレモニーが行われた「ティム・バートンの世界」展。本展示会では、ティム・バートンがこれまでに手掛けたスケッチ、オブジェ、未公開映像作品など、自身の所蔵品の中から日本初公開となる約500点の作品が展示され、森アーツギャラリーにて2015年1月4日(日)まで開催される。

展示作品は、ティム・バートンの長編映画などで世界的に知られている馴染みのあるキャラクターが描かれているものから、「実現しなかったプロジェクト」として保存されているものまで、約10のセクションにわかれて紹介される。

海外の滞在先などで彼がレストランのナプキンに描きとめたイラストコレクションなどは一つ一つ逃すことなくみてほしい。彼の比類なきイマジネーションの世界を、ほんの少しだけ、身近に感じることができる素晴らしいチャンスになるだろう。また同時に、頭の中のアイデアを自らの表現でアウトプットする能力の非凡さに圧倒されるに違いない。

「もともとみなさんにお見せする用に作ったものではないので...」と少し照れ笑いしながら話すバートン氏はとても紳士的な印象。今回の来日ではバートン氏は本展示会のオープニングセレモニーの他、第27回東京国際映画祭のクロージングイベントにも出席。また、監督最新作となる映画『ビッグ・アイズ』のミニ・プレゼンテーションも行った。『ビッグ・アイズ』の日本公開は2015年1月。ユーモア溢れるキャラクターたちを世に送り出し続ける彼の今後の作品もとても楽しみだ。

「ティム・バートンの世界」は、2015年1月4日(日)まで、東京六本木の森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて開催。入場料は一般1,800円、大学生・高校生1,300円、4歳から中学生800円。詳しい情報は公式ホームページで確認できる。会期中は無休。また、大阪では2015年2月27日(金)~4月19日(日)は、グランフロント大阪北館ナレッジキャピタルイベントラボにて、こちらも会期中無休で展示予定。(海外ドラマNAVI)


Photo:ティム・バートン(撮影:2014年10月31日)