ヘンリー8世はコカ・コーラのよう!?  ダミアン・ルイスがミニシリーズで演じる役柄についてコメント!

米PBSの新作ミニシリーズ『Wolf Hall』で、チューダー朝第二代イングランド王、ヘンリー8世を演じる『HOMELAND』のダミアン・ルイスが、ユニークなコメントとともに意気込みを語っている。

英Digital Spyによると、TCA(Television Critics Association=テレビ評論家協会)のプレスツアーで、『Wolf Hall』の記者会見に臨んだダミアンは、「ヘンリー8世は、まさにビッグブランドだよ。まるで、コカ・コーラのようだ」と開口一番コメントし、会場を沸かせた。

ダミアンがこう話すのには、訳がある。生涯6人の妻を持ち、離婚を認めないローマ・カトリック教会からの離脱を図り、イングランド国教会を創設したヘンリー8世が歩んだ激動の人生は、まさにドラマ向きで、これまでさまざまな映画やドラマで演じられてきたからだ。

ダミアンは、「僕の虚栄心は、常に難問に取り組むことで満たされるんだ。語りつくされた歴史上の人物の新たな一面を見せるというチャレンジは、僕を奮い立たせるよ」と語り、最も有名な英国王の一人を演じることが楽しみな様子。

さらに、本作でメガホンを取るピーター・コズミンスキー監督(『嵐が丘』)は、「『Wolf Hall』は、マーク・ライランスが演じるヘンリー8世の腹心、トマス・クロムウェルと、ヘンリー8世の二人目の妻で後に処刑されるアン・ブーリン(クレア・ロイ)との関係に焦点を当てているんだ。クロムウェルは、あまりに危険で暴力的な人間に囲まれていたから、自分の発言に慎重で、多くを語らないようにした。彼の戦略的な立ち回りは、現代政治の始まりだと考えている」と語り、こちらも独自の解釈をベースとしているようだ。

6部構成の壮大なスケールで繰り広げられる大河ドラマ『Wolf Hall』。新たな解釈のヘンリー8世とそれを取り巻く人々の群像劇が見られると思うと、期待は高まる一方だ。日本でも見られることを祈りたい!(海外ドラマNAVI)

Photo:Photo:ダミアン・ルイス
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