今年も「業界視点」でズバリ占う!アカデミー賞、受賞の行方。

さあ、ついに今年もやって来ました。

米国映画界の受賞シーズンの大トリを飾る最高峰の式典、アカデミー賞授賞式。僕自身も驚いていますが、レッドカーペットから生中継でスターたちの歓喜の声をお送りするのは、早いもので今年で5回目となりました。

本年度(2014年度)も優れた創作力を誇る作品が揃い、興味深い作品、そして監督や俳優・女優らが各部門に名乗りを上げました。
目前に迫った授賞式、皆さんはどんな思いで本番の日を待っていますか?

お気に入りのスターはノミネート入りを果たしましたか?

それでは今年も、恒例となりました「業界の内側からの視点」で主要部門の受賞予想を立ててみたいと思います。

2014年度のノミネート作品群は、主要部門にスペクタクル巨編というような印象のものがありません。しかし!! 非常に丹念に作られた、独自の作家性が溢れる出色の作品群が注目されているんです。今回も、映画の「当たり年♪」と言っても過言ではないでしょう。

まず、《助演男優賞》から予想しましょう。

これは鉄板!!!

『セッション』のJ. K. シモンズがこの部門、初ノミネートで、初受賞を果たします。
名門音楽学校で学生バンドを率いる鬼教師を演じる彼は、これまで『スパイダーマン』シリーズ(サム・ライミ監督)や『マイレージ、マイライフ』といったヒット作で脇役として地道にキャリアを築いて来たベテランです。その彼が、まさにハマり役といえる、ドラムを学ぶ学生を鍛え上げる鋼のような厳しさの指導者を、様々な感情と表情を見せながら演じ切りました。

息をつく暇もない、まったく飽きさせない映画として仕上がったのは、主演の学生を演じたマイルズ・テラーの熱演もあり、また監督や編集者の優れた手腕もあることはもちろんですが、『セッション』を後々振り返る際に、J. K. シモンズの演技と存在感に触れること無しに語ることはできません。それほどの"名演"です。

次点を挙げるとすれば、エドワード・ノートンやマーク・ラファロら「残り全員!」と言いたいほどに素晴らしい俳優たちが名を連ねたこの部門。それだけに、J. K. シモンズにとって、オスカー授賞式の夜は、一生忘れられない一夜になるでしょう。

 

《助演女優賞》
この部門も、素晴らしい女優たちが揃っています。
メリル・ストリープ、ローラ・ダーン、パトリシア・アークエットといったキャリアの長い経験豊富な女優たちに対し、キーラ・ナイトレイ、エマ・ストーンという若手の旗手たちの争い。

受賞は『6才のボクが、大人になるまで。』で母親役を演じたパトリシア・アークエットとなるでしょう。なんといってもこの作品の強さは、12年間をかけて撮影し続け、主人公の子供たちだけでなく親たちが幸せと挫折をいくつも経験し、少しずつ成長を遂げる姿を赤裸々に見せている点。これは、世の中の皆が共感出来る、いわば「誰もが経験して来た」物語と言ってもいいものです。パトリシア・アークエットが見せる、懸命に子供たちを支えて生きる姿、時折訴える抑えきれない感情には胸を締めつけられます。本年度のほとんどの映画賞を受賞している彼女も、オスカーを手にすればやはり初受賞です。

しかも受賞を果たせば、メリル・ストリープを破って! ということになります。この受賞も感動的な瞬間になるのではないでしょうか。
メリルは『イントゥ・ザ・ウッズ』という、シンデレラや赤ずきんらが登場するいくつかの童話を組み合わせた、大変に楽しいブロードウェイミュージカルの映画化作品に「魔女」の役で出演しています。実際には彼女が"主演でしょ!?"と言いたくなる存在感です。しかしメリルはオスカーのノミネートが19回目、受賞はすでに3度果たしていて、この作品での受賞はまずありません。ですのでこの部門は、12年の歳月を母として演じて来たパトリシアで決まり!! と言っていいでしょう。

 

《主演男優賞》

これは、予想が分かれるところです。本年度のひとつの見どころ!! と言ってもいい部門。

僕が、「この人が獲るだろう!」と確実視しているのが、『博士と彼女のセオリー』で、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を抱えながらも世界的な宇宙理論学者となったスティーブン・ホーキング博士の半生を見事に演じたエディ・レッドメインです。難病の人物を描写することが難しいだけでなく、実際に現在の活躍中の実在の人物を演じ、しかも世界的に知られる権威の名誉を汚さずに、症状の進行度も表現しながら、信じさせる演技をすべてのシーンで積み上げることは至難の業です。彼は本年度のゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)、SAG賞(映画俳優組合賞)、英国アカデミー賞など次々と獲得していることから、その演技への支持が強いことがわかります。

 

強力な対抗馬には、同じくゴールデン・グローブ賞(ミュージカル/コメディ部門)やクリティックス・チョイス賞を獲得している『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートンがいます。
「かつて"バードマン"というスーパーヒーロー映画で一世を風靡した俳優」という、マイケル自身の演技キャリアを彷彿とさせる役柄の悲哀と葛藤をコミカルに小気味よく演じ、驚くほど細かに演出された長回しのショットをこなし、変幻自在にキャラクターの建前や心の声を表現した技量は圧巻で、充分に受賞の価値があるといえます。

 

しかし、アカデミー賞は "コメディ" と見られる作品への評価が、シリアスなものに比べると低くジャッジされるという傾向があることに加え、"本人の人生を彷彿とさせる演技" よりも "実在の別人物になりきる演技" のほうがより実力や難易度を見極めやすいという判断要素が(※ 例えば、第81回の『レスラー』のミッキー・ロークと『ミルク』のショーン・ペンのケースでも見られたように)あるように感じられます。ですから、エディに今回は有利に働くと予想して、ほぼ間違いはないでしょう。

《主演女優賞》

こちらも受賞はほぼ手中にあると言ってもいいと思います。
『アリスのままで』のジュリアン・ムーアです。

いつ、どの作品を見ても、本当に素晴らしい取り組みを見せてくれる彼女が今回挑んだのは、
妻であり、母であり、大学で言語学の教鞭をとる幸せな生活を送る中、早期発症性のアルツハイマー病の発病により徐々に記憶を失っていく局面に向き合う女性です。
『博士と彼女のセオリー』でエディが演じている肉体的な症状の進行とは異なる、外からは見えず判断のつかない脳と心の中での症状の進行を演じ切ることは、やはり至難の業であり、受賞に異を唱えるアカデミー会員はおそらくいない、と思います。

『サンドラの週末』のマリオン・コティヤールや、『ワイルド』のリース・ウィザースプーンらも、忘れ難い演技を見せていますが、過去4度ノミネートされながら未だ無冠のジュリアンに受賞させたい多くの人の思いは揺らぐことはないはずです。

 

《監督賞》そして《作品賞》

この2部門、今回は同時に予想します。ここも評価が分かれる、本年度のオスカーの見どころです!!

昨年は、"三つ巴の争い"と言われたこの部門。ここまでの受賞実績を考慮すると、今年は2作品の一騎打ち、と言ってもよいでしょう。

『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイターが獲るのか!?
それとも『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが歓喜するのか!?

ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門や本年度のほとんどの批評家賞を制して来た『6才のボクが、大人になるまで。』は、賞シーズン前半はオスカーも確実視されていました。
しかしSAG(映画俳優組合)のキャスト・アンサンブル賞と、PGA(製作者組合)の作品賞を『バードマン』が獲得し、米国内で一気に勢いづいています。
ところが、直近の英国アカデミー賞では『6才のボク~』に作品と監督の両部門で賞を与えており、どちらが最後の栄冠を勝ち取るのかが、ここへ来てまだまだ判らず、映画ファンにとっては授賞式を最後の発表の瞬間まで満喫することができそうです。

この2作の下馬評が最も高い、その理由は何なのでしょう?

『6才のボクが、大人になるまで。』は、主人公の少年が、6才から18才の大学生となり親元を離れていくまでの12年間の物語を、実際に12年の間に同じ主要キャストを続けて招集し、撮影を少しずつ繰り返して取り上げた苦心作。子供たちの、そして親たちの「今」を活写し続け、これまで無かった試みのドキュメンタリーと見紛う鮮やかな成長ドラマであることが特徴です。12年間の年齢の推移や変化を、現代ではありがちな特殊メイクやCG加工に頼って表現することもない、すべてありのままの家族の姿、しかし絆が綻んでは育まれ、変わっていく家族の肖像がそこに刻まれています。

 

一方『バードマン』は、かつてヒーローを演じたがすべてを失い忘れ去られた俳優がNYブロードウェイの公演成功に賭ける物語で、これまでも多くの人物が様々な場所で躍動する群像劇を得意としてきたイニャリトゥ監督が、話の起きる場所と時間を限定し、さらにその話を(あたかも)一度も場面場面を切らずに究極のワンショット長回しで物語のオープニングからラストまでを一気に見せるという離れ業に挑んでいます。"あたかも"というのは、もちろん映画全編を非常に複雑なカメラワークを用いながら、なおかつワンショットで一度も切らずに撮り続けることは無理なので、編集点(シーンの切り替え)をまったく観客に気づかせずにつなぎ合わせ、最後までリズムよく見せてしまう
という気の遠くなるような細かい工夫を凝らした、という点です。
監督とスタッフの執念の結晶とも言える脚本と撮影の工夫に加え、俳優たちのいくつもの長回しショットに耐え得るレベルの正確性と絶妙な演技の間は、同業のプロたちを唸らせます。

 

PGA(製作者組合)の作品賞を受賞した映画は、高い確率でオスカーも獲得するというデータがあります。
玄人好みのするこの作品を、米国の"業界"が"業界人"の功績を讃えるアカデミーの最終投票の瞬間に、この作品に票を入れる、ということは充分あるでしょう。

しかし、今年は、PGAの作品賞とオスカー作品賞が重ならない例外的な年になると僕は見ています。

それは、どちらの作品が「映画史」に残すのにより相応しいか? という点に立ってアカデミー会員らが投票行動に出ると思うからです。

『バードマン』は、確かに類い稀な斬新さと絶妙な技術で、演劇的な快感まで得られるまぎれもない「一級品」です! そこで見られる俳優たちの演技アンサンブルは、本年度「一番」と呼べるものです。しかし、俳優/監督/スタッフによる技術的な「驚異的な昇華」は、昨年であれば『ゼロ・グラビティ』でも発揮されたものだとも言えます。映画の長回しショットでの撮影手法は、これまで数々の名作の中で、様々な場面で試みてこられたものです。もちろん、非常に高度なカメラワークと編集で映画全編をあたかも1ショットで撮られたように見せた今回の『バードマン』ような作品は稀ですが、長回しのアイデアそのものは過去も存在し、将来もきっと多くの映画作家たちが次々と目覚ましいショット作りに挑戦することでしょう。

しかし『6才のボクが、大人になるまで。』でキャストとスタッフが強いられた忍耐と結束の持続は、再現が容易にできる類いのものではありません。映画作りは、楽しく、充実した日々の連続ではありますが、常に過酷です。
それが短編で数日間の撮影であっても、2ヶ月間や半年と続くものであっても、凄まじい集中力と創造性を継続していなければ効率よく、経済的に、終わりの地点まで到達することができないのです。特にこの映画は、2人の子供という、(プロの職人の技術では補えない)いわばアマチュアの不安要素が企画の最初の段階から存在しました。いつ計画が途絶えてしまうかも判りません。キャストやスタッフがこのプロジェクトから下りてしまうことさえあり得るのです。
そのリスクを覚悟しながら、子供たちの魅力的な一瞬一瞬の「今」を撮り続け、家族の絆を信じられるものとして演じ、足掛け12年間におよぶ撮影のフッテージを繋ぎ、一つの家族の人生の物語を創るという苦労は想像の範囲を超えています。そして、このような長き撮影の旅路に挑む映像作家は、今後、もう出てこないかもしれません。『バードマン』には、完璧なまでのプロフェッショナルの風格と洗練さと鋭いキレがあり、『6才のボクが、大人になるまで。』には、脆さと成長と未来が見えます。

本来、比較出来るものではなく、甲乙はまったくつけられません。映画ファンにはどちらも必見です!!

但し、強いて受賞予想として1本を選ぶとすれば、人々は、没頭するストーリーの人物の心に、脆さと成長を見て感動したいものですし、二度とは掴めない瞬間を活き活きと撮った、セリフでは語りきれないものを写し伝えた、その「意義」に挑んだチームを讃え、アカデミーは作品賞を『6才のボクが、大人になるまで。』に与えると僕は考えています。

では監督賞の行方はといえば、これは実に予想が難しい。オスカー前哨戦のひとつであるDGA賞(監督組合賞)は『バードマン』のイニャリトゥ監督がを受賞しています。
しかし、アカデミー賞の最終投票は、全部門の会員が投票出来るため、アカデミーの監督たちだけの意向が反映されるわけではないのです(※ノミネーション決定は各部門の会員が自分の属する部門に投票する)。
昨年は、『ゼロ・グラビティ』でアルフォンソ・キュアロン監督が受賞しています。もし、メキシコ人監督の2年連続受賞を無意識に避けるような投票行動が起これば、作品と監督の2部門を『6才のボクが、大人になるまで。』が獲得する可能性もあるでしょう。あるいは、作品賞は『6才のボクが、大人になるまで。』、監督賞を『バードマン』のイニャリトゥ監督、と2賞が分かれるというバランスをとることもあり得ます。そして、その逆のシナリオも...。

 

しかし、平均年齢の高いアカデミー会員たちは、12年間という時間を捧げ続けた執念と努力と、過去に類の無い着眼が生んだ快挙といえる作品に、おそらく2賞の両方を与える...僕は、そう予想しています。

 

さてもう1つの注目。
今年も日本関連作品のノミネートがあるんです!!

まず短編アニメーション部門に『ダム・キーパー』という18分間の作品(米国)が名を連ねました。日本人監督の堤大介さんと日系アメリカ人監督のロバート・コンドウさんの共同作品。
物語:大気汚染に覆われた街で、汚れた空気が流れ込むのを防ぎ、一人で街を守っている豚の少年。孤独な彼と転校生のキツネが出逢うことで運命が変わります。

もともと、あのピクサーで『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・ユニバーシティ』などのアート・ディレクションなどを担当していた実力者の二人。あたたかで癒しのある画風でありながら、心に突きつける社会的なメッセージを描ききったこの作品。どこの国の映画ファンが見ても、この作品の普遍的なストーリーと感動は伝わるものです。今年のこの部門は、受賞の確率がかなり高い! と僕は見ています。

 

そして長編アニメーション部門には、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』がノミネート。
日本に古くから伝わる文学「竹取物語」に隠された、人間・かぐや姫の真実を描いた作品は、高畑監督にとって14年ぶりの新作アニメです。製作期間8年、総制作費50億円。スタジオジブリ史上、最大の野心作とも言われています。この純粋なほどに日本的な、CGアニメ全盛の時代に抗うような手描きタッチの渾身の作品が、堂々と受賞候補に名を連ねることは、本当に誇るべき快挙といえるでしょう。生命の息吹きを描くため、「筆の勢い」を活かした絵のみずみずしさは、米国批評家からも高い評価を受けています。

本年は、同スタジオの宮崎駿監督にアカデミーの名誉賞も授与された年。二人の日本の巨匠が、足跡を残した年としても記憶されるはずです。

 

昨年、ディズニーの大ヒット作『アナと雪の女王』が『風立ちぬ』の受賞を阻んだように、今年もドリームワークスの『ヒックとドラゴン2』や、日本でも大ヒットを記録しているディズニーの『ベイマックス』といった好敵手がこの部門には顔を揃えています。これらの作品も見事な映像の仕上がりで、大切なテーマも伝える秀作ですから、アカデミー会員たちがどの作品に投票するのかは楽しみなところです。頭一つリードしているのは、ゴールデン・グローブ賞とアニー賞をどちらも獲得している『ヒックとドラゴン2』だと言えます。この作品は1作目の内容が胸を打つ素晴らしさで、シリーズとしてのファンも多いため、票を集め易い有利点があるかもしれません。

それにしても、長編と短編の両部門で、日本人映像作家たちが手がけた作品がどちらも2年連続でノミネートを受けるということは、目を見張る、真の快挙です。
「日本はアニメがお家芸、だから当然!」とついつい思ってしまいがちですが、実写映画部門では"日本人監督作が2部門で2年連続で候補入り"という展開は、アカデミー賞の歴史で過去にまだ起きたことはないのですから、それだけアニメ界の実力が浸透している証拠だと言えると思います。

本年度も、アカデミー賞の各部門候補作品、スタッフの技、俳優たちの演技の見事さ、その凄みには、本当にため息が出ます。100億円を超えるような大作映画であっても、数億円でわずか数十日で撮り上げるスケジュールしかなかったような作品でも、その脚本や美術のクオリティー、演技の深み、映像の密度、どれも「最高級」と呼ぶに相応しいものばかりです。ノミネートされている多くの作品が、日本ではまだこれから公開を迎えるわけですが、是非、劇場に足を運び、大スクリーンでその凄みを満喫して頂きたいと思います。

最後に、毎年語っていることですが、ここで候補作をいくつか分析して、受賞予想を立ててはみても、本来これらの優れた作家性と技と隠れた努力の成果を比較して優劣や順位を決めることはできません。

例えば、僕はクリント・イーストウッド監督に強い影響を受けている人間ですから、現在大ヒットを記録している『アメリカン・スナイパー』も言うまでもなく非常に好きな作品です。決して贔屓目ではなく、大切な意義を持つ作品であり、素晴らしい演技的な瞬間、感情的な場面に満ちている傑作です。そしてそれ以外の作品賞候補5作品も、その他の各部門の全候補も同様に、見て絶対に損のない、感動的、あるいは衝撃的な映画ばかりなのです。

 

ノミネートされている作品、ノミネート者、そしてその作品や人を支え続けたすべての人たちは皆、「勝者」です。また惜しくもノミネート入りが果たせなかった作品にも、素晴らしい映像作家/スタッフ/俳優・女優が沢山います。アカデミー賞は、映画界が映画人を讃える《祭典》です。そこに敗者も敗北もありません。

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さて今年は、この「一級品」ぞろいの華やかな祭典のレッドカーペットからの中継に、芸能界きっての映画通でもある俳優・斎藤工さんと挑みます。二人で、ノミネート作の情報や現地の映画製作の舞台裏のエピソードなどを盛り込みながら、楽しいリポートをお届けしたいと思っています。今から楽しみです。どうか今年も、あのオスカーの臨場感と興奮を存分にお楽しみ下さい。僕も、最高の敬意をもって身と心を引き締め、あの場所に臨みます。

それでは2月23日午前9時(日本時間)に、生中継でお会いしましょう!!!

Photo:
『セッション』 J. K. シモンズ (C)2013 WHIPLASH, LLC. All Rights Reserved.
『6才のボクが、大人になるまで。』 パトリシア・アークエット
(C)2014 boyhood inc.ifc productions i, L.L.c. all rights reserved.
『博士と彼女のセオリー』 エディ・レッドメイン (C) 2014 BBP IMITATION, LLC.
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 マイケル・キートン
(C)2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
『アリスのままで』 ジュリアン・ムーア (C)2014 BSM Studio. All Rights Reserved.
リチャード・リンクレイター (C)amanaimages
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ (C)amanaimages
『ダム・キーパー』 (C)2014 TONKO HOUSE LLC ALL RIGHTS RESERVED
『かぐや姫の物語』 (C)2013 畑事務所・GNDHDDTK
アカデミー賞集合写真 Todd Wawrychuk (C)A.M.P.A.S.
尾崎英二郎