あの名サウンド誕生に貢献した『スター・ウォーズ』1作目のスタッフが死去

1977年に公開されると、世界中に衝撃を与えた『スター・ウォーズ/新たなる希望』。その後に続く壮大な叙事詩の1作目で音響を手掛け、アカデミー賞録音賞を受賞していたボブ・ミンクラーが亡くなった。米Entertainment Weeklyほか多くのメディアが報じている。

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ミンクラーは10月11日、米オレゴン州にある自宅で呼吸不全のため亡くなったという。78歳だった。

ミンクラーは若い頃はミュージシャンで、一時はジャズ界の大スター、ナット・キング・コールと一緒にツアーしていたこともあるという。その後、故郷のカリフォルニアに戻って映画界で働き始め、1970年からの20年あまりで60本以上の作品に関わった。『~新たなる希望』のほかには『ファイブ・イージー・ピーセス』『ヘアー』『ロッキー2』『アーバン・カウボーイ』なども手掛け、1982年の『トロン』では2度目のアカデミー賞ノミネートを果たしている。

家族も音楽への造詣が深く、兄弟のリーと甥のマイケルも同じ録音スタッフとして一緒に働いていた。なお、マイケルは『ブラックホーク・ダウン』『シカゴ』『ドリームガールズ』で3度オスカーを獲得している。

シリーズ7作目となる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開が12月18日(金)と近づいているが、その始まりとなる記念碑的な作品を手掛けたミンクラーに最新作を見てもらえなかったのは残念だ。冥福を祈りたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『スター・ウォーズ/新たなる希望』
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