『24』出演者のその後【1】

現在、FOXにて全シーズンが一挙放送中の『24 -TWENTY FOUR-』。2002年に始まった同シリーズは世界中で大ヒットしたが、主要キャストがその後どうしているのかを紹介したい。
第1回は、テロ対策ユニット(CTU)におけるキャストたち。

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■ キーファー・サザーランド(ジャック・バウアー役)
名優ドナルド・サザーランドを父に持ち、若い頃から『スタンド・バイ・ミー』や『フラットライナーズ』など多くの映画に出演するも、悪役や脇役の印象が強かったキーファー。30代半ばにして『24』のジャックという当たり役を手にし、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞に輝いた。しかし同役のイメージが強すぎるのか、以降はアンジェリーナ・ジョリー主演の『テイキング・ライブス』、マイケル・ダグラス共演の『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』といった作品もヒットを飛ばせていない。2012年にスタートしたドラマ『TOUCH/タッチ』では主演だけでなく製作総指揮も務めたが、シリーズ2をもって打ち切られた。父ドナルドと共演したウェスタン映画『Forsaken(原題)』などが待機中。

■メアリー=リン・ライスカブ(クロエ・オブライエン役)
『24』にシリーズ3から参加すると、無愛想ながらも有能な情報分析官のクロエを演じて人気を集めたメアリー。『キューティ・ブロンド/ハッピーMAX』や『サンシャイン・クリーニング』など、クロエに似た内向的なキャラクターを演じることが多い。また、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『パンチドランク・ラブ』では、アダム・サンドラーの小うるさい姉の一人を演じた。ブレイク後も主な活動拠点はTVで、スティーヴン・ソダーバーグ監督の映画をTVシリーズ化した『The Girlfriend Experience(原題)』が全米で2016年に放送開始。

■サラ・クラーク(ニーナ・マイヤーズ役)
ジャックの同僚ニーナとして強烈な印象を残したサラ。『Dr.HOUSE』『NIKITA/ニキータ』『コバート・アフェア』といったドラマにゲストとして参加する一方、映画では人気シリーズ『トワイライト』でクリスティン・スチュワートの母親を演じていた。また、『24』の中ではジャック、トニーと恋人関係にあったが、私生活では同シリーズで知り合ったジョージ・メイソン役のザンダー・バークレイと結婚。二人の子どもをもうけている。

■カルロス・バーナード(トニー・アルメイダ役)
『24』で、当初は敵視していたジャックと次第に友情を築いていく同僚トニーを演じたカルロス。有名になってからは、『バーン・ノーティス/スパイの逆襲』『CSI:マイアミ』『HAWAII FVE-O』『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』といった人気シリーズに顔を見せているが、いずれもゲスト出演にとどまる。

■レイコ・エイルスワース(ミシェル・デスラー役)
『24』にシーズン2から出演し、同僚のトニーとやがて結婚するミシェルを演じたレイコ。それ以前からハリソン・フォード主演の『ランダム・ハーツ』、ジム・キャリー主演の『マン・オン・ザ・ムーン』といった映画で脇役を務めていたが、ブレイク後に出演したSFホラー『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』では主役を張った。『CSI:科学捜査班』『ER 緊急救命室』『HAWAII FVE-O』『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』など人気ドラマの多くにゲスト出演している。

■ザンダー・バークレイ(ジョージ・メイソン役)
『24』でジャックの上司メイソンに扮し、最終的に大きく株を上げたザンダー。同シリーズ出演前から映画、ドラマで活躍し、『ターミネーター2』のジョン・コナーの義父、『ガタカ』の医師といった印象的な役を演じていた。以降も『NIKITA/ニキータ』『メンタリスト』『12モンキーズ』などの人気ドラマや、『96時間』『キック・アス』といったアクション映画に出演しており、大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』にも登場予定。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『24:リブ・アナザー・デイ』
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