世界中の女性を虜にしたドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の主人公であるキャリー・ブラッドショーがどのような青春時代を過ごして、オシャレと恋愛が命の、あのキャリーとなったのか!? そのルーツを明らかにするのが、『マンハッタンに恋をして ~キャリーの日記~』です。現在シーズン2を放送中の本作で青春時代のキャリーの声を担当する沢城みゆきさんが、キャリーの魅力などを語ってくれました。
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――シーズン1に続いて主人公キャリーの吹替えを演じたご感想は?
シーズン1はキャリーがどういう子なのかがメインに描かれていて、私もキャリーを知っていく過程を経ながら演じてきました。シーズン1からシーズン2にかけては、キャリーを軸にしながらも、キャリーの周囲の人たちの成長も描かれながら物語が展開していきます。私自身、海外ドラマで一つの役をこんなに長く演じさせていただくのは初めての経験だったのですが、特にシーズン2では、キャリーのセリフなのか自分の感情なのかがわからなくなるぐらい、キャリーになったような感覚で、演じることができたのも印象的です。一つの役を長く演じられることに幸せを感じましたし、物語の中のことなのに、まるで自分の人生に起きたことのように感じられるのが「主役」なのかなとも思いました。
――シーズン2では、高校卒業を控えたキャリーが将来について悩むところも見所の一つですが、キャリーの環境と心情の変化をどう感じましたか?
印象的だったのは、「何をして生きていくか」は「誰と生きていくか」と直結なんだということです。職種を選ぶことが将来を決める、生き方を決めることだと思っていたのですが、逆で、「どう生きていくか」を決めると「一緒に生きていく人たち」、ひいては携わる仕事が決まっていくんですよね。恋愛面でも仕事面でも、キャリーの心境の変化によって、相手や環境が様変わっていくのがシーズン1とは違うところかなと思っています。
――沢城さんの考える、キャリーの魅力とは?
たくさん泣くけど、泣くことが解決にはならないと思っているところや、少し隠れてしまうけど、逃げるという選択肢は最初からないところと、世界一可愛いところ!です。そして、やっぱり長女だから、なんだかんだいっても妹を大事に思っているところ...挙げたらキリがありません(笑)
――沢城さんからご覧になって、キャリーと共感できるポイントは何ですか?
キャリーはとびっきり可愛くて、ファッションも華やかだし、シーズン2ではマンハッタンでの派手な生活も描かれますが、一転、私も含め、視聴者の皆様も共感できるところばかりだと思います。10代ならではの恥ずかしい思い出...例えば、夜に時たまポエマーになっちゃったりすることとか、元彼のものが捨てられなかったりすることとか、やれた気になっていたこと自体が子供っぽかったりしたこととか(笑) 自分の10代を見ているようで顔を覆いたくなるエピソードばかりなんです。
――番組のファンへのメッセージをお願いします。
『SATC』を見たことがない方でも、楽しめるドラマになっています。シーズン1を見ていただいた方には、シーズン2は本当に期待していただいていいドラマになっています、お楽しみに!と言いたいですし、シーズン2から興味を持っていただいた方にも、新学期や初めての就職を経験したことがある方なら、どなたでも感情移入できるのではないかと思っています。ファッションの華やかさが目を引きますが、等身大のティーンエイジャーのドラマです。親との関係に悩み、友達のことに右往左往して、自分の恋の行く末がどうなるかは誰も知らない...という時代は、多くの方が経験してきたものではないでしょうか。何より! このドラマの凄いところは、女性にとっては、見るだけでちょっと可愛いスカートをはきたくなったりするところです(笑) お見逃しなく!
■『マンハッタンに恋をして ~キャリーの日記~』シーズン2 放送情報
Dlifeにて現在放送中
毎週月曜 21:00~[二]
毎週日曜 24:45~[字]
Photo:
沢城みゆき
『マンハッタンに恋をして ~キャリーの日記~』
© Warner Bros. Entertainment Inc.