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ドナルド・トランプの大統領選での躍進は、リアリティ番組のおかげ?

2016年5月27日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

連日、日本でもニュースに取り上げられているアメリカ大統領選挙。11月に行われる本選に向けて各候補者が争いを繰り広げる中、共和党指名候補に確定した不動産王のドナルド・トランプがここまで票を伸ばすことができたのは、彼のリアリティ番組『アプレンティス/セレブたちのビジネス・バトル』のおかげだと関係者が発言したようだ。

ドナルド・トランプのテレビ討論会、エミー賞にまで飛び火

いよいよ佳境に入った米国大統領選挙。討論会では両者とも激しく意見をぶつけ合っているが、劣勢が続く共和党候補ドナルド・トランプ氏は"不正"を繰り返し強調する姿が目立つ。そして、ついにはその非難の矛先がエミー賞を運営している米国テレビ芸術科学アカデミーにまで及んでしまった。 現地時間の19日(水)に行われた第3回候補者テレ…

『アプレンティス』はトランプがホストとプロデューサーを務めた、究極のビジネス・リアリティ番組。有名セレブたちが、”チャリティのためにカップケーキを作れ”、”ネットショッピングのイメージキャラクターを創作しろ”、”ホテルを経営して客を満足させろ”といったトランプからの困難な課題に挑戦していく内容だ。数多くの有名なハリウッドスターの名前が並ぶ、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームにトランプが仲間入りするほど、番組は大ヒットした。

米Varietyによると、『アプレンティス』の放送局である米NBCの番組編成部代表ポール・テレジーは、「番組なしでトランプは共和党の候補になれたか」と質問され、「もちろん、なれなかったでしょう」と答えたという。

テレジーはさらに、「ここ数ヵ月で起きたことに我々が惹きつけられていることは、皆さんにもお分かりいただけるでしょう。とても奇妙なことです。彼が共和党指名候補になったんですからね。共和党内での彼に対するデモが実を結ばなければ、我々TV番組の誰かが多大な責任を取ることになるかもしれません。番組の中で彼が見せた人格は、本来の彼のままだと思います。だから、現在選挙で彼が立たされている立場は、彼の近くにいた人物にとっては驚くことではないですね」と続けている。

指名候補に選出された一方で、大きな反感を買っているトランプ。オスカー女優ジェニファー・ローレンス(『ハンガー・ゲーム』)は「彼が大統領になったらこの世の終わり」と発言したほどだ。ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに刻まれた彼の名前も、撤去を求める署名活動が行われている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ドナルド・トランプ(C)Richard Buxo/www.HollywoodNewsWire.net

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海外ドラマNAVI編集部

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