ホイットニー・ヒューストンの薬物使用について元夫が語る

R&B歌手のボビー・ブラウンが、2012年に亡くなった元妻、人気シンガーだったホイットニー・ヒューストンとの結婚生活や、彼女の死因とされている薬物使用について語った。米Peopleが伝えている。

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1992年から2006年までホイットニーと結婚していたボビー。これから出版される自叙伝「Every Little Step(原題)」の中で、ホイットニーとの結婚式の日に彼女がドラッグを使っているところを初めて見たと告白。また、米ABCのニュース番組にも出演し、本に綴った内容を語っている。

結婚式の直前に花嫁の様子を覗きに行ったボビーは、ホイットニーがテーブルの上で背中を丸めてコカインを吸っている姿を見てショックを受けたという。彼女はドラッグを使った理由を「緊張していたから」と説明したと、彼は本に書き記している。「ホイットニーはドラッグを使っていた。でも、彼女は薬にのまれたわけじゃない。彼女は自分をコントロールする方法を知っていた。そんな彼女を、俺はさらに愛しく思い、守りたかったんだ」と発言したボビー。自身もドラッグを使っていたことで、ホイットニーを重度の中毒者にした張本人と世間から見られていることについては、「彼女に薬を始めさせたのは俺じゃない」と反論している。

二人の結婚生活は15年で終了したが、ボビーは今でもホイットニーのことを深く愛していると番組で明かした。「彼女のことは生涯思い続けるよ。ホイットニーは、俺を理解してくれて、決して批判しなかったからね」

なお昨年7月に、ホイットニーとの娘ボビー・クリスティーナを亡くしたことについては、「俺の人生で最もつらいことだった」とコメント。娘に対してはドラッグの使用を禁じていたそうだが、自宅の浴槽で意識不明の状態で発見された末に意識を回復しないまま22歳で亡くなった彼女は、溺水と混合薬物中毒が死因だと報告されている。(海外ドラマNAVI)

Photo:故ホイットニー・ヒューストン(写真は2004年に撮影されたもの)
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