■お気に入り作品BEST5
1.Time After Time(WB)
19世紀のロンドン。連続殺人鬼「切り裂きジャック」とタイムマシーンを発明した主人公H.G.ウェルズの2人が現代のNYにタイムスリップ。NYの美術館でウェルズは、美しい女性ジェーンと知り合い一緒にジャックを探し始めることに。再びニューヨークで連続殺人を犯すジャックを追いかける。ウェルズとジャックが19世紀のやぼったい青年から、現代NYに溶け込むとかっこいい青年に代わっていく。タイムマシーンもドラマの展開に大きな役割を持ち、ストーリー展開も早く面白い。
2. Chicago Justice(NBC)
日本では2016年6月から放送開始した『シカゴ・ファイア』はシーズン5の放送開始が迫っている超人気ドラマ。これまでに、シカゴ警察を舞台にした『Chicago P.D.(原題)』、医療ドラマ『Chicago M.D. (原題)』が作られ、今作はそんなシカゴシリーズの第4作目。今回の舞台は法廷で、シカゴの検事局が正義を追及してゆくリーガルドラマ。主役の州検事役はフィリップ・ウィンチェスターがなかなかいい味を出してます。『Chicago P.D.』とクロスするところは少ないようだが、カール・ウェザースが脇を固める豪華なキャスティングで第2位に決定。
3.Secrets and Lies 2(ABC)
女刑事アンドレア・コーネルが捜査で犯人を追い詰めてゆくサスペンスドラマの第2シーズン。今回の事件は、金融業界の成功者家族が出席するパーティーのさ中に、愛娘がビルの外で遺体で発見され、アンドレアの捜査が始まる。アンドレアは一見無表情で、ネチッこくって、どうもイヤな女。そんな鬼女刑事の蛇のような執拗な捜査で犯人を追い詰めていくストーリー展開に、いつしかはまり、彼女から目が離せなくなっていく。ハマりドNO.1の作品です。
4.Emerald City(NBC)
『オズの魔法使い』が原作で、今作の主人公は20歳女性の看護師ドロシー。竜巻に巻き込まれ、医療キットを持ったまま警察犬と別の世界へ飛ばされてしまう。飛ばされた先は、複数の王国が魔法と覇権のための血みどろの戦いのを繰り広げる世界だった。ドロシーは医療知識と強い意志で暗黒の世界の救世主になっていく。ファンタージー性があり、目が離せない作品。
5. A.P.B.(Fox)
ハイテク技術で成功した億万長者のギデオン・リーヴスは、自らの技術をシカゴ警察に配備し、ハイテク技術で犯罪者逮捕を提案する。13区がモデル地区に選ばれ、ハイテク操作が始まる。リアルタイムで映像が本部に送信され、ドローンで犯人追跡し追い詰めていく。町中で、『A.P.B.』というアプリがダウンロードされる。ちょっと未来の警察を描いていてスピード感と超リアル感が楽しみな作品。
■お気に入り俳優BEST5
1.『Time After Time』:ジョシュ・ボウマン
切り裂きジャックを演じるのは『リベンジ』でダニエル・グレイソン役を演じたジョシュ・ボウマン。19世紀のロンドンと現代のNYと同じひげ面なんだけど、え? 同じ人? と2度見するほどの変わりよう。ニューヨーカーを演じるジョシュと殺人鬼のジョシュ。いくつもの顔を演じているところがクールで超かっこいい。
2.『MacGyver』:ルーカス・ティル
マクガイバーが20代の設定になっているリブート版だけど、天才的な頭の良さと豊富な科学知識で身近な物を武器にし、悪を相手戦うハンサムなヒーロー役はそのママで、『X-MEN』シリーズのハヴォック役のルーカス・ティルが、主人公を演じる。スキニーな彼も素敵だけど、本編が公開されるときには細マッチョまで体を鍛えたマクガイバーになるそう。どこまで鍛えてくるのか? 楽しみです。
3.『My So-Called Wife』:インバー・ラヴィ
幸せな結婚生活が始まり、ある日妻へのプレゼントを買うはずがクレジットカードが使えない。銀行の預金残高はゼロ! 家へ帰ると最愛の妻は荷物と一緒に姿を消していた。どうやら結婚詐欺に合ってしまったようだ。 マディ(インバー・ラヴィ)はプロの結婚詐欺師集団で、彼女と恋に落ちるたら最後。結婚し人生の絶頂時に全財産と家族の秘密を持ち逃げされる。女詐欺師を演じるインバー・ラヴィの変装というか、変化ぶりがすごい。
4.『Pure Genius』:オーガスタス・プリュー
シリコンバレーで成功した若き天才ジェームズ(オーガスタス・プリュー)が経営する最先端の医療施設が舞台の医療ドラマ。彼はITの天才で既存概念にとらわれることなく、最先端の技術で医療の現場を変えていく。医師ではないジェームズが「レボリューション」と言い切る治療法や解決策には、実存するテクノロジーが用いられている。自信家のジェームズのペースで医療現場が変わっていく。医師たちは、彼が医療施設を作った目的を知らないでいた。
5.『Chicago Justice』:フィリップ・ウィンチェスター
シカゴの州検事役ピーター・ストーンを演じるのがフィリップ・ウィンチェスター。彼と言えば『ストライクバック:極秘ミッション』の派手なアクションで、肉体派のイメージだけど、今年35歳になりいい感じの落ち着いた大人の魅力で、州検事を演じている。今までと違うスーツ姿で、揺るぎない情熱と正義をどのように表していくのか? 恋愛もあるのか? 気になります。
※タイトル、クレジットはLAS2016開催時のものです。実際の放送時には異なる場合があります。
Photo:ジョシュ・ボウマン
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