『プラダを着た悪魔』スタンリー・トゥッチ、「続編はあり得ない!」と断言

2006年に公開され、若い女性を中心に世界的ヒットとなった映画『プラダを着た悪魔』。華やかなファッション業界の舞台裏を描いた同作で、メリル・ストリープ演じるミランダの右腕ナイジェルに扮したスタンリー・トゥッチが、「続編はあり得ない!」と断言していることが分かった。米Hollywood Reporterなどが報じている。

今月3日(土)、フランスのパリで開催されたドーヴィル・アメリカ映画祭に、妻を同伴してレッドカーペットに登場したスタンリーがインタビューに応えた。記者に、「『プラダを着た悪魔』の続編に興味はありますか?」との質問を投げかけられた彼は、「それはあり得ないね」とキッパリ否定。「ナイジェルは最高に面白くて、とても良く書かれていて真実味がある役だ。アメリカのスタジオ映画として、どんな意味においても最高の作品だったよ。だけど、時には手を付けない方が良いものもある。やり直すにしても、実際に成功した続編って数えるほどしかないからね」とコメントし、続編に全く興味がないと語っている。

スタンリーは、映画祭を終えてアメリカへ帰国した後、敏腕プロデューサーのライアン・マーフィーが手掛ける新アンソロジー・シリーズ『Feud(原題)』の撮影に参加することが決定。1962年の映画『何がジェーンに起ったか?』で共演した、女優ジョーン・クロフォードとベティ・デイヴィスの反目を描く本作で、スタンリーは元ワーナー・ブラザース社長ジャック・ワーナーを演じることになっている。ジョーン役はジェシカ・ラング(『アメリカン・ホラー・ストーリー』)、ベティ役にはスーザン・サランドン(『デッドマン・ウォーキング』)。

『Feud』は来週からロサンゼルスで撮影がスタートする予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:スタンリー・トゥッチ
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