『NCIS』シリーズのショーランナーが50歳で死去

人気犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』(以下『ネイビー犯罪捜査班』)と、そのスピンオフ版『NCIS:ニューオーリンズ』でショーランナーを務めていたゲイリー・グラスバーグが、50歳という若さで逝去した。米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが報じている。

今月28日(水)、ゲイリーは眠った状態で息を引き取ったとのことで、詳しい死因などについては公表されていない。30歳からエンターテイメント業界に身を置くようになった彼は、ワーナー・ブラザースやディズニー、ニコロデオンで、コミックブックやアニメーションを手掛けるように。その後、2009年より『ネイビー犯罪捜査班』で共同製作総指揮と脚本家を担うこととなると、2011年にショーランナーに昇格。その2年後に、スピンオフとなる『NCIS:ニューオーリンズ』の製作をスタートさせている。全米で絶大な人気を誇る『ネイビー犯罪捜査班』は、最も視聴されたドラマとして過去7年連続でナンバー1を獲得。現在は米CBSにてシーズン14が放送中だが、シーズン13は平均視聴者数2004万人をキープしていたと伝えられている。

CBSのグレン・ゲラー社長は、「今日という日は『NCIS』とCBS、そして、ゲイリー・グラスバーグとともに過ごした人々にとって、筆舌に尽くしがたいほど悲しい日となりました。我々は、大切な友であり才能あるアーティスト、尊敬されるべきリーダーでもあり、人々を心温かく包んでくれる人を失いました」と、哀悼の意を示している。

ゲイリーは『NCIS』シリーズのほか、人気犯罪捜査ドラマの『メンタリスト』や『BONES』にも脚本家として参加していた。

CBSの重鎮として人気ドラマシリーズを引っ張ってきたゲイリーの冥福を心よりお祈りしたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ゲイリー・グラスバーグ(2014年 CBSジャンケットにて)
(C)Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net