頭脳明晰ながら人付き合いはちょっと苦手なオタク4人を主人公にしたコメディドラマ『ビッグバン★セオリー~ギークなボクらの恋愛法則』。彼ら4人がSF好きであり、特にジム・パーソンズ演じるシェルドンが筋金入りの『スター・トレック』ファンなことから、同シリーズにゆかりのある人々がこれまで何度も登場してきたが、そのうち一人が出演オファーを断っていたことが分かった。英Digital Spyが伝えている。
『ビッグバン★セオリー』には、シーズン3から何度も登場しているウィル・ウィートンをはじめ、レナード・ニモイ(スポック役)やブレント・スピナー(データ役)、レヴァー・バートン(ラフォージ役)、ジョージ・タケイ(スールー役)といった『スター・トレック』シリーズのスターがゲストとして出演してきた。その例にならってカーク艦長役で知られるウィリアム・シャトナーにもオファーが出されたのだが、彼は脚本に満足できずに断ってしまったのだという。
ウィリアムは同メディアに対し、「何度かクリエイターたちと話をして、彼らが私にどんな役割を求めているのかも聞いたんだが、それがいいものに思えなかったんだ。だから、"もっといいアイデアを考えてきてくれ"と伝えたんだよ。もしかしたら彼らは不快に思ったのかもしれないね」と、オファーを断っていたことを認めた。しかしながら、良い案があれば出演する可能性はあると語っている。
彼はオファーされた内容についても明かしており、「ちょっと遠回しの形で僕自身を演じてほしいと頼まれたんだ。彼らは上手くいくと言っていたけど、僕にはちょっと不安だった」と、他の『スター・トレック』の仲間と同じく本人役での出演を提案されたものの、その展開に納得がいかなかったそう。
残念ながら一度は見送られたウィリアムの出演だが、クリエイターには諦めずにいつか彼の登場を実現させてもらいたいものだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:ウィリアム・シャトナー
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