『Glee/グリー』や『アメリカン・ホラー・ストーリー』を手掛ける人気クリエイター、ライアン・マーフィー製作総指揮のもと、米国で実際に起きた事件をドラマ化しているシリーズ『アメリカン・クライム・ストーリー』。 ファッションデザイナーのジャンニ・ヴェルサーチの殺人事件をテーマに描くシーズン3にラテン歌手のリッキー・マーティンが出演することが明らかになった。米Varietyなどが報じている。
O・J・シンプソン事件の行方を描いたシーズン1は、ゴールデン・グローブ賞でミニシリーズ/テレビムービー部門の作品賞と主演女優賞(サラ・ポールソン)を受賞。来年放送予定のシーズン2は、2005年に米国南東部を襲ったハリケーン・カトリーナに焦点を当てている。
リッキーは、シーズン3でジャンニ・ヴェルサーチのパートナーだったアントニオ・ダミコを演じる予定だが、以前には同じくマーフィーが製作総指揮を務める『Glee』にもゲスト出演をしたことがある。ヴェルサーチを殺害したアンドリュー・クナナンは、27歳だった当時FBI10大最重要指名手配リストの一人にもなった連続殺人鬼で、自殺するまでに少なくとも5人を殺害していたとも言われている。クナナンはカリフォルニア州出身で、IQが147もある天才だったことでも知られているが、殺害動機に関しては解明されていない部分も多い。
クナナン役には、ダレン・クリス(『Glee/グリー』)が、ヴェルサーチ役にはベネズエラ出身のエドガー・ラミレス(『ボーン・アルティメイタム』『カルロス』)が決定している。このシーズン3は全10話構成で、クランクインは3月を予定している。マーフィーは、第42代米国大統領ビル・クリントン氏と不倫騒動を起こしたモニカ・ルインスキーのストーリーを、シーズン4でドラマ化することも既に発表している。(海外ドラマNAVI)
Photo:リッキー・マーティン
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