シーズン8の放送を今秋に控えている大人気サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』の生みの親が、ウォーカー(ゾンビ)への治療法が劇中に登場しない理由を語っている。英Digital Spyが報じた。
今月20日(木)~23日(日)までカリフォルニア州サンディエゴで開催されたコミコンのパネルインタビューに、本シリーズの原作者でありプロデューサーも務めるロバート・カークマンが登壇。その際に長年に渡りファンが抱いていた疑問、‟ウォーカーに対する免疫ができることはあるのか"、‟リックたちは治療法を探し始めるのか?"との質問に答えた。
カークマンは、「こういった質問を受けた時に何も明かしたくないから、可能な限り決定的な答えは避けてきたんだが、答えは両方とも‟NO"だ。その理由の一つは、他の多くのゾンビ作品で語られていることだし、2つ目は説話を破壊する命題だからだ。誰かがゾンビに免疫ができてしまったら、説話ではなくなってしまう。それに、その点については、『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』で少し手を出しているからね」と語っている。
続けて、「治療を見つけることに関してだが、このシリーズが最高なところは、治療法を見つけようとする人や、科学者の物語じゃないという点が一つ挙げられると思う。ゾンビ作品は、治療法を見つけるだけがストーリーじゃないからね」と発言し、他のゾンビ作品とは一線を画したい様子。
あくまで『ウォーキング・デッド』は、ウォーカーが蔓延る世紀末的な世界で、どのように登場人物がサバイバルを繰り広げるかに焦点を置いているようだ。
待望のシーズン8は、FOXチャンネルにて10月23日(月)22:00放送スタート予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン7より
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