シーズン7の放送がスタートしたばかりの大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』。放送局の米HBOがハッキングされ、シリーズのプロットが流出したと報じられている。米Varietyなどが伝えた。
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本国アメリカで7月16日(日)より最新シーズンがスタートした本シリーズは、現時点で3話分が放送されているが、7月31日(月)にHBOがハッキングされ、ハッカーは次回放送分を含む1.5テラバイト分のエピソードのデータを入手。すでに、「Ballers」と「Room 104」と題されたエピソードがネットに流出しているという。
同局はメディアに対して、「先日HBOはサイバー上の問題に見舞われ、所有していた情報を奪われました。ただちに我々は、サイバーセキュリティ会社と法執行機関と共に調査を開始し、HBOが所有するデータの保護を最優先に考え、責任を取る意向です」と声明を発表している。
今のところハッカーの正体は掴めていないようだが、映画スタジオや放送局で流出騒ぎが起きたのはこれが初めてではない。2014年にはソニー・ピクチャーズ エンタテインメントがサイバー攻撃のターゲットとなり、公開前の映画作品などのデータが流出。今年1月には英ミステリードラマ『SHERLOCK/シャーロック』シーズン4最終話のロシア語版が放送前にネットに出回っている。その他にも類似した出来事が報告されているだけに、映画スタジオや製作会社、放送局は今後サイバーシステムを強化する必要に迫られるのではないだろうか。
とんだ災難に見舞われてしまった『ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌』は、スターチャンネルにて毎週月曜10:00より放送中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌』
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