Amazon『ゼルダ~すべての始まり~』、シリーズ更新から一転、打ち切りに

ジャズ・エイジを舞台にしたAmazonのドラマシリーズ『ゼルダ~すべての始まり~』が、シーズン1で打ち切られることが明らかとなった。米Hollywood Reporterが伝えている。

作家テレーズ・アン・ファウラーの著書「Z: A Novel of Zelda Fitzgerald」を下敷きにした同シリーズの主人公は、「華麗なるギャツビー」などで知られる作家F・スコット・フィッツジェラルドの妻としても知られるゼルダ・セイヤー・フィッツジェラルド。1920年代の当時、自由奔放で大胆だった彼女は最初のフラッパー("新しい女性"を意味するスラング)となり、そんな彼女の気ままできらびやかな人生が描かれる作品だ。

シーズン1の視聴率が振るわなかったため、当初は新シーズンへの更新は見送られるものと見られていた。ところが、意外なことに今年の4月、シーズン2の製作が発表。しかし脚本家が新シーズンの台本に取りかかり始めた中、更新決定から4ヵ月あまりで突然キャンセルに。シーズン2の製作費としてすでに700万ドル(約7億6000万円)が費やされた後での打ち切りとなった。

主役ゼルダを演じたのは、映画『スリーピー・ホロウ』『アダムス・ファミリー』などで知られるクリスティナ・リッチ。その夫であるF・スコット・フィッツジェラルドにはデヴィッド・ホフリン(『アメリカン・クライム』)がキャスティングされていた。クリスティナは製作総指揮も手掛けていた。

このほかにもAmazonは、1960年代を舞台にした時代物シリーズ『グッド・ガールズ! ~NY女子のキャリア革命~』と、ウディ・アレン監督が初めて手掛けたドラマシリーズ『ウディ・アレンの6つの危ない物語』を、それぞれシーズン1で打ち切ることを発表している。

『ゼルダ~すべての始まり~』はAmazonプライム・ビデオで配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゼルダ~すべての始まり~』