劇中と違って和気あいあい!『フュード/確執 ベティvsジョーン』試写会付き記者発表会

『Glee/グリー』『アメリカン・ホラー・ストーリー』などで知られるヒットメイカーのライアン・マーフィーが手掛け、第69回エミー賞にて作品賞を含む18ノミネートを果たした伝記ドラマ『フュード/確執 ベティvsジョーン』。スターチャンネルにて9月29日(金)より独占日本初放送となる同作の試写会付き記者発表会が同月20日(水)に都内で開催され、吹替"初共演"の夏木マリ秋吉久美子が登壇した。

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アカデミー賞で5部門にノミネートされた心理サスペンス映画『何がジェーンに起ったか?』(1962年)の撮影の裏で繰り広げられていたベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードによる激しいライバル関係を、ともにアカデミー賞主演女優賞を獲得しているスーザン・サランドン(『デッドマン・ウォーキング』)とジェシカ・ラング(『ビッグ・フィッシュ』)が熱演した本作。吹替版ではジョーンの声を夏木が、ベティの声を秋吉が担当している。

声の仕事はそれまで日本のアニメーション作品の一度しか経験したことがなかったという秋吉は、初の吹替を楽しみにしていたものの、実際には声を地声よりも低くしなければならないこともあって、「とても苦しい」と苦労をにじませた。気分転換に、ジョーンをはじめとしたほかのキャラクターの声を遊びでたまに当てているというエピソードを明かした際に秋吉が「ジョーンの方がやりやすい」と話せば、夏木が「隣の芝は青く見えるのよ」とツッコミ、会場の笑いを誘った。

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また、先日発表されたエミー賞で2部門(メークアップ賞・ヘアスタイリング賞)を受賞したことについて、夏木が「キャストの出で立ちが素晴らしいので、何かしら獲ると思っていました」と語ると、秋吉は「足りないと思いました」と、もっと多くの賞を受賞していい作品だと述べた。

同作にはこの二人以外にも実在の人物が数多く登場するが、夏木はジョーンの家で働くママシータ(『ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ』のジャッキー・ホフマン)をお気に入りのキャラクターとして挙げた。そして、ベティ(スーザン)に感情移入しているという秋吉が、『何がジェーンに起ったか?』でメガホンを取ったロバート・アルドリッチ監督(『スパイダーマン2』のアルフレッド・モリーナ)のことが「ちょっと好きになっちゃった」と打ち明けると、夏木も「彼が出ていない回は寂しかった」と同調している。

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秋吉はその後、ベティとジョーンの確執をテーマにした同作では、二人の控室の構図や家族関係が対照的に描かれており、そうしたディテールがしっかりしていると分析した。

最後に二人がこれから本作を見る人たちへメッセージ。「私たちがちょっと覗き見したい、一番いい時のハリウッドの世界が描かれていて、往年のスターを名立たる二人が演じているというダブルミーニングにもなっています」(夏木)、「一人ひとりが一生懸命生きている様子、『確執』という題名になっていますけど、人間同士が真剣に付き合うとこれだけ面白いもんなんだなあってことでしょうか」(秋吉)と魅力を説明した。

劇中のジョーン、ベティとしては決して相容れることのない夏木と秋吉だが、この日は終始和気あいあいとした雰囲気で、笑いのあふれる発表会となった。

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■放送情報
[字幕版]9月29日(金)より毎週金曜 23:00~【STAR 1】 ※9月23日(祝・土)に第1話先行無料放送
[吹替版]10月4日(水)より毎週水曜 23:30~【STAR 3】 ※10月4日(水)は第1話無料放送
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Photo:
夏木マリ、秋吉久美子
『フュード/確執 ベティvsジョーン』
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