J・J・エイブラムス、『FRINGE』以来にドラマの脚本&製作総指揮を手掛けることに

『LOST』『パーソン・オブ・インタレスト』『ウエストワールド』といったドラマだけでなく、『スター・トレック』『スター・ウォーズ』などの人気映画シリーズにも関わるヒットメーカーのJ・J・エイブラムスが、新たなドラマシリーズを手掛けるようだ。米Hollywood Reporterなどが報じている。

製作総指揮、クリエイターとして数多くの作品に参加しているエイブラムスだが、今回手掛ける新作ドラマは原作などがないオリジナルのストーリーで、脚本も自ら執筆するようで、脚本から製作総指揮まで担当するとなると、2008年にプレミア放送された『FRINGE/フリンジ』以来となる。

タイトル未定のこの新作は、交通事故に遭った家族を中心に描かれる。事故の影響で母親が昏睡状態になったことから、娘は地下でいろいろな実験を試みるようになり、非道で圧政的な勢力との戦いを強いられる未知の世界にたどり着くことになる。そして父親も娘の後を追い、新たな世界へ足を踏み入れることになる...というストーリーだ。

その放送局としては、現在『ウエストワールド』を放送している米HBOのほか、ここ最近テレビコンテンツ事業に乗り出している米Appleの可能性が最も高いと言われているが、両社ともこの件に関してはノーコメントを通している。

エイブラムスがプロデューサーとして名を連ねる昨今のドラマは、Huluオリジナルの『11/22/63』と現在製作中の『Castle Rock(原題)』(いずれも原作はスティーヴン・キング)、『パーソン・オブ・インタレスト』(脚本・クリエイターはジョナサン・ノーラン)、そして同じくジョナサン・ノーランとリサ・ジョイが脚本・クリエイターを担う『ウエストワールド』など。彼の手による脚本を楽しみにするファンは多いことだろう。(海外ドラマNAVI)

Photo:J・J・エイブラムス
(C)FAM008/FAMOUS