ロバート・ゼメキス版『LOST』?スリラードラマのパイロット制作が決定

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ/一期一会』などの名作を生み出したことで知られるアカデミー賞受賞監督、ロバート・ゼメキス。その彼が手掛けるスリラードラマ企画のパイロット制作に、米NBCがゴーサインを与えたことを、米Hollywood Reporterが報じた。

『Manifest(原題)』と題された本企画は、旅客機がレーダーから消失したことがきっかけで始まる物語。失踪した旅客機は海中に墜落したと推定されたが、何年も経った後で帰還する。その旅客機の乗客たちの時間は失踪直後のままだったが、家族や友人には長い歳月が経過していた。その乗客と周囲の人々の私生活のほか、運命的な旅客機の失踪に隠された大きな謎が描かれるとのこと。

本企画は昨年の夏に製作が報じられていたが、パイロット制作の正式決定により一歩前進した形となる。パイロットの脚本を担当するのはジェフ・レーク(『ビューティ&ビースト/美女と野獣』『ボストン・リーガル』)で、ゼメキスやジャック・ラプケ(『フライト』)とともに製作総指揮も担当する。

旅客機の失踪を題材にしていることから、米ABCの大ヒットドラマ『LOST』を思い起こさせる本企画。TV作品に関わるのは珍しいゼメキスが、この題材をどう料理するのか気になるところだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:無人島に不時着した乗客の不可思議な体験を描く『LOST』のような大ヒット作になれるか?
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