ボーイズバンドの影響でかなりの日本通!『ゾンビーズ』メグ・ドネリー直撃インタビュー

『ハイスクール・ミュージカル』『ディセンダント』といった大ヒット青春ミュージカル映画を生み出してきたディズニーが新たに贈る、ゾンビと人間の女の子の恋を描いた青春ミュージカルTV映画『ゾンビーズ』が、ディズニー・チャンネルにて5月19日(土)19:30より日本初放送となる。

郊外の小さな町にあるシーブルック高校にゾンビタウンのゾンビ高校生たちが転校してきたことから、チアリーダーの少女アディソンとゾンビのアメフト部選手の少年ゼッドが恋に落ちてしまい、双方のコミュニティから反対される中、彼らは力を合わせて周囲の偏見や既存の価値観と闘うというストーリー。

同作でアディソンを演じるメグ・ドネリーを直撃! 日本ではまだあまり知られていないものの、本国アメリカではファミリーコメディドラマの『American Housewife(原題)』や学園コメディドラマ『Team Toon(原題)』にレギュラー出演している注目の若手女優だ。実はかなりの日本通で、インタビューの合間にいろいろと日本語を交えたり、日本への思いを語ってくれるなど、非常に和やかなインタビューとなった。

 

――本作出演の経緯は? 出演が決まったと知っていかがでしたか?

オーディションで選ばれたの。決まったと知った時には思わず叫んじゃったわ(笑) 幼い頃からずっとディズニーの映画に出たかったから、本当に最高の気分だった。『ハイスクール・ミュージカル』も大好きだし。まさに夢が叶った瞬間だったの。

――作品の第一印象は? 台本を読んだ時の感想を教えてください。

ソウデスネ...。台本を読んでとても気に入ったわ。私が演じるアディソンは様々な変化を経験するの。そこが素晴らしいと思った。彼女はある秘密を抱えているんだけど、ゾンビたちについて知ることで、自分らしくあることの大事さを学ぶのよ。それってすごくクールなことで、若い世代の子たちにも知ってほしいわ。

それに、作品に登場する歌やダンスも大好きなの。アディソン以外も素敵なキャラクターばかりだし、クールなストーリーよ。

――アディソンの魅力とは?

とても勇敢で社交的で、人が大好きよね。ずっと前からチアリーダーになりたくて、その夢を晴れて叶えるわけだけど、チアリーディング部のメンバーたちがゾンビに対してネガティブなキャンペーンをしていると知ると、それに加わることをきっぱりと拒否するの。彼女はゾンビたちのことが好きだから。なぜほかの人たちがゾンビを嫌うのかが理解できないの。実は彼女自身も秘密を抱えているわけだけど、そういったものをオープンにしていかないと人間とゾンビの間の理解は進まないから、自分も秘密を隠しておくままにはできないと理解して行動を起こすの。

これはすごく大事なメッセージだと思う。若い子たちにはぜひアディソンを見習ってほしいわ。彼女を演じることは信じられないくらい素敵なことで、夢のような気分だったわ。

 

――アディソンとして素晴らしいチアの動きを見せていましたね。以前にやったことはあったのですか?

ゼンゼン。だけど体操はやっていたから、それが助けになったと思う。スコシだけね(笑)あと、現場にはチア専門のチームがいて、私たちキャストがチアらしく動けるようにトレーニングしてくれたのも大きかったわ。

――そんなチアのほか、歌やダンスもお見事でした。どんな準備をされたのですか?

アリガト~。もともとダンスや歌のレッスンは受けていたんだけど、この作品のためにより重点的にトレーニングしたの。ただ、ダンスに関しては少し不安だった。プロとして踊った経験が全然なかったから。でもみんながとても優しくしてくれたので、やりやすかったわ。

――先程アディソンの変化について話されていましたが、彼女はゾンビの男の子に恋をしたり、憧れていたチアの一員になったり、秘密を打ち明けることを決めたりと、実に多くの変化を経験します。そんなアディソンのどんな場面が一番印象に残っていますか?

「Someday」を歌うシーンね。アディソンとゼッドがそれぞれの胸の内を明かして、お互いの違いに理解を示していくの。ロマンティックで素敵な場面よ。演じていてすごく楽しかったし。

――私のお気に入りも「Someday」です。

ホントニ~? ワタシモ~。

――アディソンとゼッドが踊るシーンがとても可愛らしいですよね。

アリガト~。タノシカッタ。

――リハーサルはどのくらい行ったのですか?

撮影が始まる前に4週間、リハーサルを行ったわ。

 

――本作は全米では一足早く2月に放送されましたね。ご家族や友人の反応はいかがでしたか?

ディズニー・チャンネルの番組に私が出演すると知った時は、大騒ぎだった。家族も友達もみんな、すごく喜んでくれたし誇りに思ってくれたの。いろいろな面で支えてくれたし、とても有り難かったわ。

――ところでSNSを拝見して驚いたのですが、日本語を話すのも書くのもお上手ですね。どのように身に付けられたのですか?

そもそものきっかけは、私が通っていたニューヨークの学校に日本のボーイズバンド、Jr.EXILEがやってきたことね。彼らはリアリティーショーの撮影をしていたんだけど、英語が全くできなかったから、私がいろいろ教えてあげたら、代わりに日本語を教えてくれたのよ。それがきっかけで日本語や日本の文化に興味を持つようになったの。できるだけいろいろ学ぶようにしているわ。

 

――以前のインタビューで一番行きたい場所として「日本」を挙げていますが、まだいらしたことはないんですよね?

ニホンニイキタイ。...実は6月に行く機会があるのよ。

――そうなんですね! 観光でですか?

観光もだけど、仕事もちょっとするつもり。あとは日本にいる友人たちにも会うつもりなの。

――それは素敵ですね。ぜひ楽しんでください。そんなあなたのことを日本のファンはまだよく知らないと思いますので、ご自身のことを少し紹介してもらえますか?

5歳の頃から演技や歌、ダンスを始めたの。スポーツは試してみたけど、全然ダメ(笑) でもサーフィンやスキューバダイビングはやるわ。スポーツはやるのは苦手だから、観戦専門ね。野球、バスケットボール、フットボール。あとは...オンガクダイスキデス。音楽を作るのも好きなの。その方面もこれからやっていければと思う。

――どんな音楽がお好きですか?

R&Bが一番好き。ラップも聞くけど、私はラッパーにはなれないから。近々、R&Bでいくつか歌のレコーディングをするつもりなの。すごくワクワクしてるわ。

――たくさん趣味がおありですね。自由時間ができた時によくするのは何ですか?

ダンスね。少しでも時間ができれば、音楽をかけて踊るの。あとは、ニホンゴヲベンキョウシマス。それと、友達と一緒に過ごすのも大好き。

――では最後に、これから『ゾンビーズ』をご覧になる人たちへのメッセージをお願いいたします。

コンニチワ、アディソンデス。ディズニー・チャンネルデ『ゾンビーズ』ヲミテクダサイ。タノシンデネ! ダイスキダヨ~。

 

それぞれの違いを受け入れることにより、自分らしくいることの大切さを伝えるディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー『ゾンビーズ』は、ディズニー・チャンネルにて5月19日(土)19:30より放送。

Photo:『ゾンビーズ』
©Disney