『NCIS』ポーリー・ペレット、降板の本当の理由は「いじめ」だった!?

大ヒット犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』のアビー・シュート役で知られるポーリー・ペレットが、シーズン15をもって降板することは当サイトでもお伝えしてきた通り。アビーが去るエピソードは米国では5月8日(火)に放送されているが、ここにきてポーリーが、15年も出演してきた作品から離れる決意をした本当の理由を明かした。米Varietyなど多くのメディアが報じている。

【関連記事】『NCIS』のアビーがついにお別れ!共演者たちとのハグ&キス画像をツイート

事の発端は、5月12日(土)にポーリーが投稿したTwitterのメッセージ。「低次元になりたくないから公にはしなかったの。でも、私について全くの嘘を報道しているタブロイド紙の記事があるのよ。その報道を信じる人はどうか私のことは放っておいて。だって、私のこと何もわかってないってことだから。(みんな、ごめんね。でも、こう言わざるを得なくて)」

その投稿に対して大きな反響があったのちの翌日13日(日)の早朝、ポーリーは今度はかなり長いコメントを発表。「多分、本当のことを言わないのは間違っていたのかもね。本当のこと、真実をよ。だって、スタッフや仕事、たくさんの関係者を守らないといけないと思ったから。でも、何のために? わからない。正しいことをしようと思っただけなのよ。だけど、犯罪について黙っていることは良くないことなのかも。私を黙らせている"マシーン"がいるの。私について偽りの情報を流すマシーンがね。とてもリッチで、社会的権力のある"マシーン"よ。モラルや真実に対して何の責任感も抱いていないマシーン。私は、そのマシーンのいる場を去っただけ。嘘の記事を読んで、スタッフを守ろうとしただけなの。事を荒立てずにね。彼がそうさせたのよ」

「私はずっといじめは良くないという運動をサポートしてきたけど、今ようやく心から理解できるの。だって、私自身がいじめに遭っていたんだから! 学校や職場など、通わなければいけない場所でいじめられるのは恐怖よね。私はそこから去った。身体的暴力が何度もあった。今、本当にわかったの。みんな、自分を守って。あなたの身の安全が何よりも大事なことなの。そして誰かに話すの」と締めくくっている。

ポーリーによる一連の投稿を受けて、放送局の米CBSは以下のようなコメントを発表。「ポーリーは『NCIS』で素晴らしい役割を果たしてくれました。新シーズンから彼女がいないことを寂しく思うでしょう。1年以上前、ポーリーから職場での懸念について相談を受け、解決策を一緒に考えました。制作に関わる全ての人にとって安全な職場環境を提供できるよう努めることが我々の使命です」

『NCIS』は米CBSではシーズン15の最終話が5月22日(火)に放送される。先月シーズン16の製作が発表されていたが、今回のポーリーの告白を受けて、今後の動向が注目される。(海外ドラマNAVI)

【会員になって応募しよう】★『プリズン・ブレイク シーズン5』日本公開記念!コンプリート DVD-BOXが当たる!ご応募はこちらから

Photo:『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン15より
(c)2017 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.