『ウォーキング・デッド』ロバート・カークマンがリックの降板を認め、今後の展開を語る!

世界中で大ヒットしているサバイバルドラマ『ウォーキング・デッド』。同作で主人公のリックを演じていたアンドリュー・リンカーンが降板することが決定的になった。米Varietyなど複数のメディアが報じている。

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これまでアンドリューの降板については正式なコメントが出ておらず推測の域を出なかったが、現在サンディエゴで行われているコミコンのインタビューで、原作者・クリエイターのロバート・カークマンが以下のように今後の展開を語った。

「(アンドリューの降板は)その予定で進んでいるね。リックがいないとなると、原作とドラマ版は異なる方向性で進むことは間違いないと言えるよ。だが、結局のところ、演じてくれているアンドリューが決めることなんだよ。彼の人生がかかっているんだ。彼のことは10年近く知っているし、とても大事に思っている。アンドリューは家族と10年も離れて、ジョージア州で汗だくになりながら長いことリックを演じてくれていたんだ」と、アンドリューの意志を尊重する意向を述べた。

以前、アンドリューは、米Entertainment Weeklyのインタビューで、リックを主役と見ておらず、リックがいなくてもシリーズは続けられるとコメントしており、残念ながらその方向で事が運んでいきそうだ。

シーズン9で同作を去るのはアンドリューだけではない。マギー役で知られるローレン・コーハンが、米ABCの新作ドラマ『Whiskey Cavalier(原題)』のパイロット版で主演を務めることになり、マギーは、新シーズンでは数話に登場するにとどまる予定。

TVシリーズは、原作から離れてドラマオリジナルの要素を加えることに以前から注力してきた。リックが去ることになれば、シーズン1から共に闘ってきたノーマン・リーダス演じるダリルが後釜に座る可能性が濃厚で、一気にオリジナル感を出すことができそうだ。アンドリューの降板を受けてノーマンのギャラは2000万ドル(約22億5000万円)に引き上げられ、主役に昇格させる準備を進めているとも伝えられており、今年放送のシーズン9がリックの最後になることは避けられなさそうだ。

新しい展開が期待される『ウォーキング・デッド』シーズン9は、10月7日(日)から米AMCで放送開始予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウォーキング・デッド』
(C) Gene Page/AMC