『高慢と偏見』や『Emma エマ』など、原作が映画化されることが多いイギリスの女流作家ジェーン・オースティン。彼女による未完の小説を、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』などを手掛けたアンドリュー・デイヴィスがドラマ化することがわかった。米Varietyが報じている。
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ドラマ化される未完の小説「Sanditon」は、1817年に彼女が亡くなる数カ月前に、11章まで執筆されたところで終わっているという。物語の主人公は、故郷の田舎町からサンディトンに引っ越して来た活発で衝動的なシャーロット・ヘイウッド。舞台となるサンディトンは、退屈な漁村から海辺のリゾート地へ再開発しつつあるという設定だ。
ユーモアある魅力的なシドニー・パーカーというキャラクターと、シャーロットが繰り広げるトゲトゲしい関係も物語の軸となるとのこと。デイヴィスは本作について、「起業家の兄弟や危ない金融取引、西インドの女相続人に、全裸での水浴シーンなども登場するよ」と語っている。
コリン・ファースが主演した映画『高慢と偏見』や、『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズの脚本を手掛けたデイヴィスは、英ドラマ『セルフリッジ 英国百貨店』ではクリエイターを務めている。
「Sanditon」をドラマ化する全8話のシリーズは、来年の春から撮影が始まり、イギリスでは『ダウントン・アビー』『女王ヴィクトリア 愛に生きる』を製作したITVで、アメリカではPBS Masterpieceで放送されることになっている。詳しい情報が入り次第、随時お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:アンドリュー・デイヴィスが手掛けた『ハウス・オブ・カード 野望の階段』
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