【ネタばれ】『エージェント・カーター』シーズン3が製作されていたらこうなっていた!

キャプテン・アメリカの恋人ペギー・カーターの活躍を描きながらも、残念ながらシーズン2で打ち切りとなった米ABCのアクションドラマ『エージェント・カーター』。もし、シーズン3が製作されていたら描かれていた展開について、シリーズのスタッフが明かした。米FANSIDEDが報じている。(※本記事は、同シリーズのネタばれを含みますのでご注意ください)

2016年にキャンセルされたシーズン2の最終話は、"S.S.R.(戦略科学予備軍)"のニューヨーク支局長ジャック・トンプソン(チャド・マイケル・マーレイ『One Tree Hill』)が、何者かに銃で撃たれ、ペギーの秘密が書かれたファイルを取られるというクリフハンガーで終わっていた。

今回シリーズで脚本・プロデューサーを務めたホセ・モリーナが、シーズン1・2はニューヨークとロサンゼルスが舞台になっていたため、「シーズン3ではペギー(ヘイリー・アトウェル『ブラック・ミラー』)の故郷ロンドンへ場所を移すことになっていた」と明かしている。「そして、ペギーがトンプソンを狙撃した犯人を突き止めるべく捜査を進めるうちに、亡くなったはずの兄マイケルが生きているだけでなく、悪事に手を染めていることを知る展開になっていただろう」とも付け加えた。

視聴率の低下が番組終了のきっかけとなった一方で、本作のファンは、シリーズ継続を求め署名活動を続けてきた。モリーナもまた「製作チームはシリーズの復活を望んでいる」とコメントしているが、いまだに実現には至っていない。

同じマーベル・シネマティック・ユニバースの作品『デアデビル』『ジェシカ・ジョーンズ』などを製作しているNetflixは、これまで放送局で打ち切られたドラマシリーズを引き取って続編を製作してきた実績があるが、本シリーズの復活の場には相応しくないと考えているようだ。Netflixのマーベルシリーズは、同じタイムラインと共通したダークな世界観で描かれているが、『エージェント・カーター』の舞台は1940年代で、トーンも通じるものがないと述べている。

"S.S.R."は、映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』や『エージェント・オブ・シールド』などに出てくる"S.H.I.E.L.D.(国際平和維持組織)"の前身であり、ペギーは創設者の一人だ。この世界観が続く限り、別の形で見られる機会が作られることに期待したい。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『エージェント・カーター』 (C)2016 MARVEL & ABC Studios.