『リーサル・ウェポン』マータフ役のデイモン・ウェイアンズが突然の降板宣言! 決意は固い?

人気アクション映画シリーズのドラマ版『リーサル・ウェポン』で、ロジャー・マータフ刑事役を演じているデイモン・ウェイアンズが、12月で同作を降板すると発言した。米TV Lineが報じている。

米Electronic Urban Reportのビデオインタビューで、現在米国で放送中のシーズン3の展開について聞かれたデイモンは開口一番、「12月で辞めるから先のことはわからないな」と発言。驚くインタビュアーに対し、降板する理由を以下のように述べた。

「とりあえず決まっている13話分の撮影は終えたよ。その後は辞めるつもりだ。私は糖尿病持ちの58歳だ。一日16時間労働は体力的にもきつい。それに先週は私生活でも大変だった。母と娘が手術をしたんだが、仕事が抜けられなくて立ち会ったり看病したり、側にいてやることができなかった。マータフは家族思いなキャラクターなのに、自分が家族と会えない中で彼を演じるのは辛いものだよ。仕事だけが人生じゃない。孫も7人いるが、全然誰にも会えてないんだよ。そこまでしてこの仕事をする価値は私にとってないと思っているんだ。これを降板した後は、舞台にでも立とうかと思っているよ」

米FOX側からは、現時点でこのデイモンの発言について正式なコメントは発表されていない。以前報じられたように、同作主役の降板劇は今回が初めてではない。2シーズンにわたって主役コンビの一人であるマーティン・リッグスを演じてきたクレイン・クロフォードは、撮影中の態度が問題で最終的には解雇された。その後9月よりスタートしたシーズン3から加入したショーン・ウィリアム・スコットは、ウェズリー・コールという新しいキャラクターで、マータフのパートナーとして活躍している。

以前、同作の関係者は「デイモンはシットコムの短い撮影時間に慣れており、反対にクレインはエミー賞を受賞できるような最高レベルのドラマにしたいと思っているタイプなんだ。まさに、水と油だよ」と、二人の作品に対する温度差が現場に影響していることを語っていた。

9月25日(火)から米FOXにて放送開始された『リーサル・ウェポン』シーズン3は、ミシェル・ミッチェナー演じるソーニャ・ベイリーに新たなパートナーが現れるというニュースが10月2日(火)に伝えられたばかり。今回キャスティングされたパオラ・ラザロは、グティエレス刑事役で第6話から登場する予定となっており、女性バディの誕生が話題となっていた。ベイリー刑事とグティエレスは、女性版のリッグスとマータフのような関係で、頭脳派のベイリーに行動派のグティエレスという関係になるそうで、今後の展開が注目されている。

シーズン1からの男性バディが二人とも姿を消してしまうかもしれない『リーサル・ウェポン』。気になる今後の情報が入り次第お届けしたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『リーサル・ウェポン』シーズン2
(C)2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.