アウトローのバイカー軍団が活躍する犯罪アクションドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』のスピンオフである『Mayans M.C.(原題)』。米FXにて9月4日(火)から放送中のシーズン1終了を待たずしてシーズン2製作が決定した。
『Mayans M.C.』は、メキシコとの国境沿い、南カリフォルニアの街を舞台に繰り広げられるハードボイルドなドラマ。『サンズ・オブ・アナーキー』にもサンズのライバルとして登場した、メキシコ系米国人で構成されるモータークラブ「マヤンズ」の南カリフォルニア支部がストーリーの中心である。かつて、アメリカンドリームを実現した優等生として将来を期待されていたJ・D・パルド扮するイージキル・"EZ"レイズ(『レボリューション』)が、ある事件を起こして刑務所に収監され、後に出所して新人下っ端としてクラブの一員となり、メンバーたちと様々な事件を引き起こしていくというあらすじ。
EZの父親役にエドワード・ジェームズ・オルモス(『デクスター ~警察官は殺人鬼』)、ドラッグ・カルテルのボス役にダニー・ピノ(『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』)、そして本家にも登場していた「マヤンズ」の北カリフォルニア支部長マーカス・アルヴァレス役のエミリオ・リヴェラなども出演している。
米Hollywood Reporterなどによると、シーズン1の1話から3話は"火曜日の夜に最も多くの人々に観られたTVプログラム"として平均820万人の視聴者数を獲得し、好評を博したとのこと。『サンズ・オブ・アナーキー』に引き続き、このドラマでも製作総指揮を務め、脚本も手掛けるカート・サッターは、「『Mayans M.C.』の神話は『サンズ~』から発生したものだが、実際にドラマを観れば、『Mayans M.C.』は、彼ら独自の神話からなる創造物になったと分かるはずだ」と述べている。
FXネットワーク&プロダクションの社長ニック・グラッドは、「『Mayans M.C.』はシーズン1でいきなり爆発的なヒットとなり、出演者の演技も素晴らしい。特に初回は今年放送されたケーブルTVドラマの中で、最も高い視聴率を叩き出した。製作者のカートとエルギン・ジェームズの才能と野望も反映して、『サンズ・オブ・アナーキー』以来の献身的なファンに支えられ続けている。シーズン2が待ちきれないよ」と語っている。
『Mayans M.C.』シーズン1は米国にて現在放送中で、シーズン2は2019年放送予定。(海外ドラマNAVI)
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