『13の理由』ハンナ役は、『リバーデイル』ベティ役のオーディションも受けていた!

平穏なはずの町リバーデイルである高校生が殺されたことをきっかけに、高校生たちが事件の真相に迫ったり、友達や恋人、家族との関係に悩む姿を描く青春"ゴシップ"ミステリー『リバーデイル』。同作のヒロインであるベティ役を演じているのはリリ・ラインハートだが、実はこの役、いじめや自殺をテーマに描くNetflixオリジナルシリーズ『13の理由』のハンナ役で知られるキャサリン・ラングフォードもオーディションを受けていたことが明らかになった。米Entertainment Weeklyが報じている。

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同作でベティの親友ヴェロニカを演じるカミラ・メンデスが、インタビューで当時のことを振り返った。「ヴェロニカ役のオーディションがあると聞いた時、きっと白人の俳優を起用するんだろうなと思っていたの。でも製作側がラテン系の俳優も考慮しているとアナウンスしたから、絶対このチャンスを掴まなきゃ! と思ったのよ」と、ブラジル移民の親を持つカミラは打ち明けた。

当時カミラは、演劇の名門校ティッシュ・ニューヨーク大学に在学中で卒業を間近に控えていた。「オーディションを受けることを応援してくれる教授もいれば、学業にまず専念しなさいと嫌悪する教授もいたわ。でも私の目的は、まず働いて学資ローンを返済することだったの。学校で演劇を専攻していてそのプロになるために日々学んでいるのに、オーディションを受けるといったら怒るなんておかしな話だわって思ったわ」

見事役を射止めたカミラは2015年のクリスマスまでの学校を終え、翌年1月からロサンジェルスでのカメラテストに挑んだ。「キャサリンに会った時のことを覚えているわ。彼女の演技は見た事なかったけれど、なんとなく"ああ、この子はきっといい俳優ね"とわかる人柄がでている演技だったの。そういう類の人たちって、存在感があるのよね。彼女もそうだった。あと、アーチー役でオーディションに来ていた俳優とキャサリンと一緒にファラフェルを食べに行ったのも覚えているわ」

結局のところ、『リバーデイル』での共演はなかった二人だが、カミラは二人の運命をこう語っている。「あのオーディションの日のことを思い出すととても面白いわ。だって私がこうやって『リバーデイル』に出ていて、キャサリンが『13の理由』に出ているなんて。クレイジーよ!」

意外なところですでに出会っていたカミラとキャサリンの二人。作品の裏側には、いろいろな俳優同士の出会いや運命があるようだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:
キャサリン・ラングフォード(『13の理由』)(C)Beth Dubber/Netflix
リリ・ラインハート(『リバーデイル』)