バットマン誕生前のゴッサム・シティを舞台に、若き日のゴードン刑事を描く『GOTHAM/ゴッサム』や、映画『バットマン』シリーズにも登場したバットマン/ブルース・ウェインの執事アルフレッド・ペニーワース。彼を主人公に据えたTVシリーズが製作されることは以前当サイトでもお伝えしたとおり。今回その主人公となる若き日のアルフレッド役、ブルースの父トーマス・ウェイン役をはじめとする4名のキャストが決定した。米Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。
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米Epixが製作する『バットマン』前日譚となる全10話構成の本作タイトルは『Pennyworth(原題)』。英国軍の特殊空挺部隊員だったアルフレッドの20代だった頃の過去を描く物語。のちに秘密会社を設立したアルフレッドが、1960年代のロンドンで、ブルースの父となる前の、アメリカ東海岸から来た若き大富豪のトーマスと働くことになる...というストーリーだ。
主人公である若き日のアルフレッドに扮するのは、『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』のサーズデイ警部補の息子サムを演じたジャック・バノン。そして後にブルースの父親となるトーマス役には、『REIGN/クイーン・メアリー』でヴァンドーム公に扮したベン・オルドリッジ。ほかに、アルフレッドの軍人時代からの親友役で『アウトランダー』のライアン・フレッチャーと『EastEnders(原題)』のヘインズリー・ロイド・ベネットが出演する。
ブルーノ・ヘラーとダニー・キャノンは『GOTHAM』に続き本作でも製作総指揮を担う。ヘラーは脚本を執筆し、キャノンはパイロット版で監督も務める。撮影は、10月22日(月)にイギリスでクランクイン予定。
実は今までにも数々のDC作品にトーマスは登場している。2005年の映画『バットマン ビギンズ』ではライナス・ローチ(『HOMELAND』)が、2016年の映画『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』ではジェフリー・ディーン・モーガン(『ウォーキング・デッド』)が、そして2019年公開予定の映画『Joker(原題)』ではブレット・カレン(『パーソン・オブ・インタレスト』)がそれぞれトーマス・ウェイン役を演じている。
現在放送中の『GOTHAM』では、グレイソン・マッコーチ(『アルマゲドン』)がトーマス役でシーズン1の第1話に出演。DCコミックのキャラでも人気のアルフレッドを描く新たな物語の始動に期待したい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『刑事モース~オックスフォード事件簿~』
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