人気犯罪捜査ドラマ『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』のスタッフが手掛け、『ハート・オブ・ディクシー ドクターハートの診療日記』や『The O.C.』でお馴じみのレイチェル・ビルソンが主演する米ABCの新作ドラマ『Take Two(原題)』が、シーズン1でキャンセルになったことがわかった。米TV Lineが報じている。
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本作は、『キャッスル』でクリエイターを務めたテリー・エッダ・ミラーとアンドリュー・W・マーロウが指揮を執ったシリーズ。刑事ドラマに出演していた落ち目の女優エマ・スウィフトが次作で演じる探偵役の役作りのために、本職の私立探偵エディ・ヴァレティック(エディ・シブリアン)とタッグを組んで難事件に挑む様子が描かれ、ミステリー作家キャッスルと女刑事ベケットが組んだ『キャッスル』を彷彿とさせる設定となっていた。
今年6月にオンエア開始された『Take Two』のプレミア放送の視聴者数は340万人。9月に13話でシーズン1の放送が終了した時には視聴数が290万人まで落ち込み数字を伸ばすことが出来なかったとのこと。残念ながら、8シーズン続いた『キャッスル』のような人気シリーズにはなれなかったようだ。
『Take Two』は、2018年にABCで放送開始した新作ドラマで最初に打ち切りが決定した作品となってしまったが、すでにミラーとマーロウは、シリーズの買い取りとシーズン2の製作に興味を持ちそうな局や配信サービスを探し始めているという。
果たして『Take Two』が、放送局に打ち切りられた後に他局や配信サービスに救われて復活を遂げた、米FOXの『LUCIFER/ルシファー』や警察コメディ『ブルックリン・ナイン-ナイン』、ABCの政治 サスペンスドラマ『サバイバー: 宿命の大統領』などに続くことが出来るかどうか、今後の動向を見守っていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『Take Two』
(C) ABC/Jack Rowand