『サバイバー：宿命の大統領』インタビュー【5】ラモニカ・ギャレット（マイク・リッター役）「この主人公はいつのまにか腐敗してしまうような人間じゃない」

2018年12月9日 2018年12月9日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

スーパー！ドラマTVにて12月4日（火）より放送中のヒューマンドラマ『サバイバー：宿命の大統領』。『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアー役でおなじみのキーファー・サザーランドが主演・製作総指揮を務める本作は、大統領以下の閣僚が爆弾事件で一斉に命を落としたことで思いがけず大統領に任命された「指定生存者」、トム・カークマンの奮闘を描く。そのキャスト、スタッフが語るインタビューを全8回にわたってお届け。第5回は、主人公カークマンの護衛官マイク・リッターを演じるラモニカ・ギャレット。

――本作はどんなドラマですか？

大統領が一般教書演説を行う時はほとんどの閣僚が出席するから、テロ攻撃に対して無防備な状態になっている。もしもその会場に何かが起きて指揮系統が全滅してしまった場合に備えて、大統領の指示で閣僚の一人がどこか別の場所に隔離されていて、有事の場合はその人物（「指定生存者」）が政府を維持するんだ。このドラマでは実際に政府が壊滅的な状況に陥ってしまい、それを受けてキーファー・サザーランドが急遽大統領になる男を演じている。

――あなたが演じるキャラクターについて教えてください。

私が演じるマイク・リッター捜査官は、トム・カークマンを護衛する部隊のリーダーだ。トムが住宅都市開発長官の時から彼についていて、大統領になった後も警護する。長い間一緒にいるから家族のこともよく知っているんだ。カークマンは人生が一変する事態に見舞われて、世界で最も影響力のある立場になる。取り巻くすべてが以前とはすっかり変わってしまった中で、マイクは変わらずトムを支えるんだ。彼の周りで唯一変わることのない頼れる存在さ。家族でさえ状況が変わって注目される存在になってしまうからね。新しい大統領を受け入れる者もいれば反発する者もいる。そんな中でもマイクは以前と変わらずにトムを護衛する。もちろん大統領の護衛だから以前よりももっと警戒は必要になるけど、それ以外の点では前と変わらないんだ。

――トム・カークマンのどんなところに親しみが持てるのでしょう？

私が考えるに、人は理由があって政治家になるもので、そしてできれば多数派になりたい。その過程で誠実さを試されることもある。いつもは受け入れないことも受け入れなければならない状況に遭遇するけど、トムに関してはあり得ない。いつのまにか腐敗してしまうような人間じゃないんだ。彼は大統領になるしかなかった。もともとは人々を助けるために政治の世界に入ったと思うんだ。能力が試される時を迎えて、何の準備もできていなかったけど、大統領となった今、覚悟を決めて取り組むんだよ。

――出演を決めた理由は？

マイク・リッターという何かのために戦うキャラクターが気に入ったんだ。それに今までに読んだ脚本の中でも特に素晴らしいと思った。それに作品を支えるスタッフも最高だ。どんな時代でも成功するドラマ、みんながずっと話題にしてくれるような作品がある。例えば2000年代初めに放送され、15年以上経った今でも話題になるものがあるよね。そんなドラマに出演できるチャンスは誰にでもあるわけじゃない。この作品はデヴィッド・グッゲンハイムやマーク・ゴードンらドリームチームがプロデュースしているんだ。俳優陣について言えば、キーファーのことは1987年の映画『ロストボーイ』の頃から観ている。ずっと昔からカル・ペンもマギー（・Q）も大好きでよく知っているんだ。彼らと共演できるなんて驚きだよ。

＜『サバイバー：宿命の大統領』インタビューリレー＞
【1】キーファー・サザーランド（トム・カークマン役）「本作を通してアメリカがどうなっていくかを表現したい」
【2】エイダン・カント（アーロン・ショア役）「キーファーのことをじっと見てるよ。よく観察してるんだ」
【3】イタリア・リッチ（エミリー・ローズ役）「"ジャック・バウアー"にやかましく言うシーンの撮影はクレイジーだったわ」
【4】カル・ペン（セス・ライト役）「新しい大統領との、おそらく史上最悪の対面だと思う」
【6】マギー・Q（ハンナ・ウェルズ役）「キーファー効果は絶大。陰謀に関してすごく刺激的な展開が見られるはずよ」
【7】ナターシャ・マケルホーン（アレックス・カークマン役）「『24』を一度も観たことがなくて良かったわ」
【8】マーク・ゴードン（製作総指揮）「キーファーの"普通"の人間役に視聴者も納得してくれると確信している」