【予告編】『SUITS』ジェシカ・ピアソンが主役のスピンオフ、パワフルな女性像全開!政治、法廷、殺人事件も!?

スタイリッシュな人気リーガルドラマ『SUITS/スーツ』でハーヴィー(ガブリエル・マクト)の上司だったジェシカ・ピアソン(ジーナ・トーレス)を中心にしたスピンオフドラマのトレーラーがついに公開された。米E!Onlineが報じている。

ジェシカの苗字から名付けられた『Pearson(原題)』というタイトルのこの新ドラマは、弁護士ドラマではなく、腐敗したシカゴの政治社会でジェシカが奮闘する姿を描くもの。今回公開された1分のトレーラーは、『パーソン・オブ・インタレスト』『HOMELAND』で知られるモーガン・スペクター演じるシカゴ市長が、自分の右腕としてジェシカを記者会見で紹介するところから始まる。

「私の過去をご存知の方もおられるでしょう。ですが、何らかの形で恩返しできることを願っております」と堂々と挨拶をするジェシカ。その後ジェシカに「NYでは、"殺し屋"の異名で知られていたな」という人物には、「だったら、あなたが相手にしている私がどういう人間かよくお分かりね」と返答。また市長から、「君は政治を知らない」と言われても「そうね。でも権力というものは熟知しているわ。何も行動しないなら、そういう権力は得られないわね」と答え、市長をも言い負かすパワフルなジェシカが見られる。更には、政治を取り巻く殺人事件も起こるようで、ジェシカも事件に関わっていくようだ。

1月29日(火)に行われたテレビ批評家協会のパネルで、ジェシカを演じるジーナは、この作品に着手することになったきっかけを語っている。

「実は他の仕事を手掛けていたの、製作にとりかかっていたのよ。私のキャリアにおいて、新たなステップとなる予定だった。でも一方で、2016年のアメリカ大統領選の結果で、これほど世界が変わるなんて! と政治の世界に夢中になったわ。そこで、ジェシカのことを思ったの。もしジェシカがこういう政治世界にいたら、どうするかってね」

また、ハーヴィーを演じるガブリエルは以前、「ジーナの作品がシリーズ化されてとても嬉しいよ。飛行機に乗って、別の都市に気軽に行けるんだし、NYからシカゴに舞台が移ってもおかしなことではないね。ストーリー的には『SUITS』とは別の作品になるけど、オリジナルのキャストが出る可能性もあるかな」とファンにとっては喜ばしいコメントを述べていた。

『SUITS』の製作チームが集結する『Pearson』は、アーロン・コーシュとダニエル・アーキンが脚本を執筆、主演のジーナは、ダグ・リーマン、デヴィッド・バーティス、ジーン・クラインと共に製作総指揮に名を連ねる。

その他、弁護士ケリー・アレン役に、青春ドラマ『One Tree Hill』のヘイリー役で知られるベサニー・ジョイ・レンツ。ジェシカの従姉妹アンジェラを演じるシャンテル・ライリー(『ワイノナ・アープ』)、ジェシカの気が強いアシスタント、ヨリ役にイザベル・アライザ(『The Oath(原題 )』)、そして市長の報道官デリック役にイーライ・ゴリー(『The 100/ハンドレッド』)、市長と強い結びつきのあるミステリアスなタフガイ、ニック役でサイモン・カシアニデス(『エージェント・オブ・シールド』)らがレギュラーキャストとして名を連ねている。

ジェシカのクールな姿が見られるスピンオフ『Pearson』は、現在本国で放送中の『SUITS/スーツ』シーズン8の最終話でバックドア・パイロットとして放送予定。残念ながら本家はシーズン9で幕を下ろすことになってしまったが、新たにに始まるジェシカのストーリーを期待して待ちたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SUITS/スーツ』シーズン5 (c) 2019 Open 4 Business Productions, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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