デミ・ムーア、ドラマ版「すばらしい新世界」で『オリジナルズ』のあの人と共演

アクション映画『G.I.ジェーン』や『チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』などの話題作で知られ、最近は音楽ドラマ『Empire 成功の代償』にゲスト出演したデミ・ムーアと、ヴァンパイアと人間の禁断の恋を描いた『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のスピンオフ『オリジナルズ』で主人公クラウスを演じたジョセフ・モーガンが、傑作ディストピア小説「すばらしい新世界」のドラマ版『Brave New World(原題)』で共演することがわかった。米TV Lineが報じている。

1932年にオルダス・ハクスリーが発表した小説を映像化する『Brave New World』の舞台は、貧困も戦争も病気もない未来世界のニュー・ロンドン。工場で創りだされる人間は快楽薬ソーマを投与され、一夫一婦制やプライバシー、お金や家族や歴史という概念がなく、フリーセックスを奨励される大量消費社会だ。そんな世界しか知らないバーナード・マルクスとレーニナ・クラウンは、未開の土地で休暇を過ごすことに。しかし、二人は休暇先で暴動に巻き込まれてしまい、ジョンという野蛮人(サヴェージ)に救出されてニュー・ロンドンへ戻る。だが、破壊的な部外者であるジョンがニュー・ロンドンに来たことで、ユートピア社会の安定性が脅かされ始める...というあらすじ。

デミは向こう見ずな性格で、苦しい生活を送るジョンの母親リンダ役で複数話にわたり登場する。ジョセフは恐ろしい事件を目撃したことで深い傷を負い、身体的にキツく退屈な仕事に追いやられるCJack60を演じる。

ジョン役には、映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に主演したオールデン・エアエンライクが決定しており、バーナード役を演じるのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』でヴィセーリス・ターガリエンを演じたハリー・ロイド。『ダウントン・アビー』でクローリー家の三女シビルを演じたジェシカ・ブラウン・フィンドレイが、レーニナ役にキャスティングされている。

その他、『ねじれた疑惑』のカイリー・バンバリー、『KILLJOYS/銀河の賞金ハンター』のハナ・ジョン=カーメン、『ストライクバック:極秘ミッション』のニーナ・ソサーニャらも主演者に名を連ねる。

90年代に『ゴースト/ニューヨークの幻』や『ア・フュー・グッドメン』『幸福の条件』といった話題作に数多く出演したデミは、コメディ映画『オースティン・パワーズ』ではプロデューサーを務め、TV映画『ファイブ ある勇敢な女性たちの物語』ではメガホンを取り、クリエイターとしても活躍している。

ジョセフは、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のゲスト出演から人気が高まり、ついには兄のイライジャ役(ダニエル・ギリーズ)と妹レベッカ(クレア・ホルト)役の3人を中心としたスピンオフ『オリジナルズ』が製作されたことで話題となったイギリス出身の俳優だ。

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デミ・ムーア © NYKC/FAMOUS
ジョセフ・モーガン©FAM008/FAMOUS