終了した『ウォーキング・デッド』原作コミックスには、別の結末があった!

先日、大人気サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』の原作コミックスが終了したとのニュースをお伝えしたが、原作者のロバート・カークマンが、コミックスはもっと昔に終わらせるつもりで、その幕閉じは実際の結末とはまったく違っていたと具体的に内容を明かした。英Digital Spyが報じている。

原作コミックスは、7月3日(水)にリリースされた第193号で予告もなしに突然ファイナルを迎えてファンを驚かせた。だが、そもそもカークマンは2011年に出版された「No Way Out」と題された第84号でシリーズを終わらせるつもりだったという。このエピソードは、TVドラマでいうところのシーズン6あたりになるという。

第193号の最後にカークマンはファンへ向けたメッセージを掲載し、「第84号で主人公リック・グライムズが居住区のアレクサンドリアで新しい生活を築いていこうと仲間にスピーチし、彼のクローズアップで終わらせることを考えていた」と明かしている。

読者がスピーチの次のページをめくると、「同じリックの表情が登場するのだがそれは像で、ズームアウトすると像の下からツルが生えてヒビが入り、かなりその像が古くなっていることがわかる。さらにズームアウトするとゾンビが次から次へと歩き回り、リックが文明を再建しようと壮大なスピーチを行い、彼を称えるために像を建てるところまでコミュニティは続いたが、最終的にはゾンビが勝って社会が再び崩壊し、それが結末になるはずだったんだ」と綴っている。

とはいえカークマンは、「その結末は恥ずかしいほど最悪だった」と付け加えていることから、実際の結末は明るく前向きな内容になっていると言えるだろう。


なお、ドラマシリーズを製作する米AMCは、コミックスが終了してもドラマや予定されているTV映画版には影響しないとコメントしている。(海外ドラマNAVI)

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Photo:

『ウォーキング・デッド』
(c)Jackson Lee Davis/AMC