『ゲーム・オブ・スローンズ』メリサンドル役女優、多かったヌードシーンについて語る

5月に完結した大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、"紅の女"ことメリサンドルを演じたカリス・ファン・ハウテンが、同シリーズでかなり多かった自身のヌードシーンについて心中を明かしていることが分かった。

『ゲーム・オブ・スローンズ』は女性キャラクターのヌードシーンが多いことでファンや批評家から批判を浴びたことがあったが、実際に同シリーズで数多くのヌードシーンをこなしたオランダ出身のカリスが、米Deadlineのインタビューで次のように語っている。

「世界で一番好きなこととは言えないわ。私は映画『ブラックブック』の撮影ですでにヌードを経験したことがあったけど、オランダ人は割と柔軟性があるからヌードに関してはそんなに大変じゃないかもしれないわね。でも、セットで自分一人だけが服を身に着けていないというのは、決して居心地が良いとは言えないわ。ヌードになったのは出産する前だったから、(出産後の)今ならもっと気まずいでしょうね。あらゆる面で時代は変わったわ。当時は少し圧倒されていたし気持ちに余裕もなかったのよ。誰からも強要されたりはしなかったけど、今振り返るともっと慎重になっておいても良かったかもしれないわね」と、ヌード撮影に関しては複雑な気持ちを抱いているようだ。

そして、2017年にハリウッドのプロデューサー、ハーベイ・ワインスタインの性的スキャンダルをきっかけに起きた「#MeToo」ムーブメントと、セクシャル・ハラスメント撲滅を訴える運動への賛同を示す「#TimesUp」ムーブメントが、『ゲーム・オブ・スローンズ』の後半シーズンにおけるヌードシーン数に影響したかと尋ねられ、カリスは、「そうね。そしてヌードは必要ないと証明されたわ」とコメントしている。

現在カリスは、ノルウェードラマのリメイクで英Skyにて9月に放送予定のミニシリーズ『Temple(原題)』を撮影中で、『ゲーム・オブ・スローンズ』でジェイミー・ラニスターを演じたニコライ・コスター=ワルドーと再共演した犯罪スリラー映画『Domino(原題)』がヨーロッパで公開中。ヒューマンドラマ映画『Instinct(原題)』や日本で撮影されたというスリラー映画『Lost Girls and Love Hotels(原題)』も待機中で、引っ張りだこのようだ。(海外ドラマNAVI)

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