マット・スミス、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』セックスシーンに疑問「ちょっと多すぎるかな」

2010年代を代表する大ヒット大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の約200年前を描くスピンオフドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』。その新作でデイモン・ターガリエン王子を演じるマット・スミスがセックスシーンについて、「ちょっと多すぎる」と述べている。

『ゲーム・オブ・スローンズ』では、女性キャラクターに対する激しい性暴力や頻繁に登場するヌードシーンが物議を醸したことが思い出されるが、その例に『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』も少なからず続くようである。

さらにセックスシーンが必要なのか?

英Rolling Stoneのインタビューに登場したマットが、スピンオフで描かれるセックスシーンに言及している。

「“さらにセックスシーンが必要なのか?”と自問自答することがありますね。スタジオは“そうだ、必要だ”と答えていましたが、“自分たちが何をしているのか? 原作を表現しているのか? それとも、(僕たちが生きている今の)時代を表現するために小説の要素を希薄にしているのか?”と自分に問うべきではないでしょうか。そして小説に書かれた通りに、実直かつ忠実に表現することが製作チームの仕事だと思います」

番組で描かれる性描写の量に疑問をもっているマット、そのセックスシーンに自身が登場するのかと質問され、「そうですね。ちょっと多すぎるかな」とコメントしている。

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はオリジナル版に負けず劣らずセックスシーンが多いようだが、米Vanity Fairの取材に応じた脚本・製作総指揮のサラ・ヘスが、「性暴力の描写はない」と発言している。一方で、家父長制に内在する女性に対する暴力に焦点を当てており、「ある出来事を画面外で対処し、その代わりに、被害者と加害者の母親への余波と影響を描いています」と述べていた。

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』キャスト

前日譚にはマットのほか、エマ・ダーシー(『トゥルース・シーカーズ ~俺たち、パラノーマル解決隊~』)がレイニラ・ターガリエン王女役、パディ・コンシダイン(『アウトサイダー』)がヴィセーリス王役、オリヴィア・クック(『ベイツ・モーテル』)がアリセント・ハイタワー役、スティーヴ・トゥーサント(『パイン・ギャップ -諜報機関実録-』)が海蛇の異名をとるウェストロスの伝説的な船乗り、コアリーズ・ヴェラリオン役で出演。

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』(全10話)は、2022年8月22日(月)よりU-NEXTにて独占配信開始。以降毎週1話ずつ配信。なお、U-NEXTでは『ゲーム・オブ・スローンズ』全8シーズン他、原作小説「氷と炎の歌」及び「炎と血」も配信中。(海外ドラマNAVI)

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(2022年7月時点での情報です)

Photo:『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』© 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.